『三番ホームの遺失物』
最終エピソード掲載日:2026/10/06
地方の市役所で働く三十五歳の佐伯美紀は、変化のない日々と「何もない」故郷に閉塞感を抱いていた。ある日、三番ホームで拾ったスケッチブックをきっかけに、東京から来た青年画家・涼と出会う。彼の絵を通して、美紀は古びた駅や商店街にも、人々の記憶や美しさが息づいていることに気づく。折しも駅前では再開発が進み、思い出の写真館などが失われようとしていた。美紀は住民とともに写真や記録を集め、残せるものを未来へつなぐ活動を始める。その過程で涼との距離も深まり、美紀は町も自分自身も、失うのではなく変化しながら受け継いでいけると知る。やがて彼女の日常には、新しい季節へ踏み出す光が差し始める。
第一章 灰色の朝のルーティン
2026/09/27 20:17
第二章 プラットホームの忘れ物
2026/09/28 21:00
第三章 見知らぬ青年の影
2026/09/29 21:00
第四章 レンズを通さない景色
2026/09/30 21:00
第五章 三十五歳の履歴書
2026/10/01 21:00
第六章 錆びたシャッターの向こう側
2026/10/02 21:00
第七章 雨降る駅の告白
2026/10/03 21:00
第八章 波紋を広げる一歩
2026/10/04 21:00
第九章 遠い街の光 近い街の温度
2026/10/05 21:00
第十章 三番ホームから吹く風
2026/10/06 21:00