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デフォルメ

作者:土屋恋山
最新エピソード掲載日:2026/07/19
      小説家の涙
 小説家はベッドの横で聞いていた。
  「この病気が治ったら
    またアソコに連れて行って」
      ・・・小説家が泣いていた。

      小説家の声
 この教室に僕は居た。
  壁の時計は止まっている。
   椅子はまだ残っていた。
    その椅子に僕は座った・・・。
     あの日の声が聞こえて来た。

       小説家の景色
 窓から丸めた紙屑(小説のカケラ)を投げた。
下の花壇には、丸めた紙屑の花が咲いている。
赤い目をしたカラスが紙屑を咥えて飛んで行った。
カラスは患者達の捨てる紙屑を集めている。
ふと空を見上げると、雲の上にカラスの巣が有った。

  言葉が有った。
   言葉を聞いた。
    言葉を理解した。
     言葉が怖く成った。
      生まれて直ぐはに言葉は音だった。
 今は『死』と云う言葉を聞いただけて無視している。自分の人生は宿命だと思っている。

   作品は全て縦書きに成ります。
 尚、この作品には終わりが有りません

是等の作品は著作権を放棄したものではありません。
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