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第九景 砕石のアンドレ
アンドレ(24歳)は農夫である。
ロシアから徴兵され、そしてドンバス地区でウクライナのトンボ(無人機)に身体はミジンに砕かれた。
今、アンドレの骨はウクライナまで続く道の『砕石』の中に混ぜられている。
アンドレの砕骨の上をロシアの戦車が通り過ぎて行った。
戦車の後ろを友達のイワンが銃を構えて走って行く。
「イワンよ、オマエの砕かれた骨であと10センチ道をのばせ。コレは戦いではない。僕達の砕かれた骨で道を造るだけだ。僕達は砂利石に成るのだ。ただの絶望と云う捨て石だ」
空から蝶々(ドローン)がまた糞をして行った。
砂利石が飛び散った。




