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化け狐の嫁入り

作者:海山 紺
最新エピソード掲載日:2026/11/03
※カクヨム、エブリスタでも掲載中です。

時は大正。古くからこの国では妖が跋扈し、時には人に仇なし、時には人に力を与えてきた。

陰陽師の名門、土御門家の血を引き、なおかつ葛葉の生まれ変わりである少女、絃葉は母と下女の佐奈子の三人で慎ましく暮らしていた。

しかしある日、忌まわしき葛葉の生まれ変わりを殺そうと企む土御門一門の
陰陽師たちが逃亡していた絃葉たちを見つけ、その命を摘み取ろうとした。

愛する娘を守るため、母の絃江は陰陽師たちに立ち向かうも、絃葉の異母妹に
あたる陰陽師の少女、紅華の圧倒的な力によりついに命を落としてしまう。

絃葉と佐奈子もまた窮地に陥り、命が危ぶまれようとしていた。
だが、妖伐局二番隊副隊長の鳴神剣(なるかみ つるぎ)が駆けつけ、彼女たちを救った。

剣は絃葉がもつ変化の妖術を目的として、ずっと彼女を探していたという。
そして、今は亡き妻に化けてほしいと頼む。

突として現れた青年からの愛なき求婚。
偽りの契約結婚を承諾し、絃葉は剣とともに京都へ向かう。

『見鬼の女流絵師は妖美な縁を描く』と同等の世界観。
化け狐と蔑まれてきた少女と、過去に苛む美貌の青年が紡ぐ、もう一つの恋話。
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