表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

昔からこうなんですとのことでしたので

最終エピソード掲載日:2026/07/30
 婚約者の腕には、いつも別の人の手がある。
 幼馴染だから仕方がない、と彼は言う。
 悪気はないのだそうだ。

 誰も嘘をついていない。
 それが、一番厄介だった。
 子爵令嬢のレミィは、腹を立てるのが下手だ。

 何かあると、まず手帳に日付と数を書く。
 姉が家を出た日から、そういう子になった。
 やがてレミィは、ひとつの匂いに気づく。

 そこにあってはいけない匂いだった。
 けれど、それは罪ではない。
 法にも礼にも触れない。

 ただ、貴族の世界では致命的になる。
 レミィは誰も責めない。
 声も上げない。

 数えて、書いて、裏を取る。
 彼女が数えたのは、罪ではないことばかりだった。

 その手帳を、彼女はいつ開くのか。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ