壁の向こうのB
沙中小鈴《さなかこすず》は幼い頃に離れ離れになってしまった両親を捜すため、配達屋の手を借りて<ゾーン・B>に潜入した。
<ゾーン・B>は十六年前、正体不明のウイルス事件が起こり、街ごと閉鎖されてしまった区画である。
今では高さ一キロメートルにも及ぶ高い壁が周囲を囲む。壁の内側では住民たちが未だに暮らしているという。
小鈴の両親も事件の際に街にいたため幽閉されてしまったのだ。
<ゾーンB>に潜入した小鈴は街の様子に首を傾げる。人々は明るく笑い、路上ライブをしているバンドもいるではないか。
これはいったいどういうことなのか。
そして、小鈴は両親を探し出すことができるのか。
<ゾーン・B>は十六年前、正体不明のウイルス事件が起こり、街ごと閉鎖されてしまった区画である。
今では高さ一キロメートルにも及ぶ高い壁が周囲を囲む。壁の内側では住民たちが未だに暮らしているという。
小鈴の両親も事件の際に街にいたため幽閉されてしまったのだ。
<ゾーンB>に潜入した小鈴は街の様子に首を傾げる。人々は明るく笑い、路上ライブをしているバンドもいるではないか。
これはいったいどういうことなのか。
そして、小鈴は両親を探し出すことができるのか。
プロローグ
プロローグ
2013/09/30 16:12
第1章
<ゾーン・B>へ向かう少女
2013/09/30 16:18
<ゾーン・B>内部へ
2013/10/01 21:26
ゲートを抜けた先
2013/10/02 11:57
小鈴、『外の人間』だと見破られる
2013/10/03 08:50
追撃の大名行列
2013/10/04 20:00
BAR無菌室
2013/10/05 20:00
フカフカのベッドにありつけた
2013/10/06 20:00
十時間後
2013/10/07 20:00
縛られた少女
2013/10/08 20:00
昼間に眠る街
2013/10/09 20:00
無知の小鈴
2013/10/10 20:00
第2章
バーサーカー症候群
2013/10/12 19:26
『ユニット』の謎を残して。
2013/10/13 20:00
赤い屋根
2013/10/14 20:00
家族なのにリーダー?
2013/10/15 20:00
コップが音を立てて砕けた。
2013/10/16 20:00
小鈴は歌う。
2013/10/17 20:00
空っぽは……嫌ですから
2013/10/18 20:00
歌います。
2013/10/19 20:00
増山啓造の視線
2013/10/20 20:00
第3章
ストーカーの彼
2013/10/23 14:45
トラックの荷台で想う
2013/10/24 20:00
<ゾーン・B>の中の陽太
2013/10/25 20:00
カレー屋でのひととき
2013/10/26 20:00
空気読めない小鈴
2013/10/27 20:00
寂しいから、苗字を変える
2013/10/28 20:00
継道のバーサーカー理論
2013/10/29 20:00
八歳児の視線
2013/10/30 20:00
絶句する李利
2013/10/31 20:00
絶望に埋もれるスラム
2013/11/01 20:00
肉 を 喰いたい
2013/11/02 20:00
第4章
噂のバーサーカー
2013/11/07 11:59
気付いているのは小鈴だけ
2013/11/09 20:22
ていうか、KYってなんだよ
2013/11/09 22:00
あたしはあたしがバーサーカーって知らないの
2013/11/10 20:00
時枝陽太の混乱
2013/11/12 22:11
初めての涙
2013/11/14 18:06
苦渋の決断
2013/11/16 21:07
歌っているだけで楽しいのだから
2013/11/18 22:33
追跡者
2013/11/20 20:00
それって、いいこと?
2013/11/22 22:02
繁盛する金物屋
2013/11/23 21:17
家族がいるべき場所
2013/11/24 18:14
わたしはここに、いるべきじゃない
2013/11/25 20:00
空っぽじゃなかった
2013/11/26 20:00
迷うふたり
2013/11/27 20:00
家出少女を探す男ふたり
2013/11/28 20:00
邂逅
2013/11/30 21:06
殺意
2013/12/01 20:00
紅い瞳の少女は〝まもる〟ために闘う
2013/12/02 19:44
彼女は<ゾーン・B>を去る
2013/12/05 20:00
エピローグ
エピローグ
2013/12/08 20:00