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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

夷王の島 ──北海異聞──

作者:灰神楽ねこ
最新エピソード掲載日:2026/11/05
「蝦夷ヶ島を治めているのは誰だ?」
そう問われても、答えられる者はいない。

海辺に和人の武士たちが館を構え、その向こうにはアイヌの首長たちがそれぞれの勢力を張っている。津軽からは商船が渡り、さらに遠い北の海からも珍しい品々が運ばれてくる。

敵の首長を討ち取っても、土地が手に入るとは限らない。武力で敵わぬ相手には頭を下げ、油断したところを討つ。昨日まで殺し合っていた者同士が、同じ宴席で酒を酌み交わすこともある。

十五世紀、津軽海峡。
北の交易で栄えた十三湊が衰亡し、海峡を越えた武士たちが蝦夷ヶ島の争いに加わっていく。その中に、後に松前藩の祖となる武田信広もいた。

しかし、この島では、誰もが自分の思いどおりに事を運べるわけではない。
信広も、その子孫たちも、幾度となく窮地に追い込まれ、時に卑劣な策を用いて生き延びることになる。
彼らと争うアイヌの首長たちもまた、独自の思惑を持ち、ある者は戦い、ある者は講和を選ぶ。
そうして人が死に、子が生まれ、世代が移り変わっていく。

武田信広から蠣崎慶広まで、五代百数十年。
後世には松前氏の歴史として語られることになる、北の海峡世界の物語。
序章
弊賂弁嶋
2026/11/01 17:40
第一部
日之本将軍
2026/11/01 17:42
帰らぬ将軍
2026/11/01 17:44 (改)
宇曽利の山
2026/11/01 21:17 (改)
花沢の館
2026/11/02 20:45 (改)
茂別の館主
2026/11/03 12:46 (改)
小山判官
2026/11/03 16:14
雪の季節
2026/11/04 11:22
二つの名前
2026/11/05 10:12
海峡の両岸
2026/11/05 21:02
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