表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

朧月夜の新人編集者

作者:川奈 美涼
最新エピソード掲載日:2026/06/06
舞台は、夜の静寂がビル街の影に沈む現代の東京。
都心の古社にある四畳半の離れには、朧月夜(おぼろづき よる)のペンネームで活動する怪奇小説作家・蓮次(れんじ)が暮らしている。彼の正体は、江戸の昔から生き続ける不老不死の吸血鬼――すべての源流たる「始祖」である。
かつては街の闇に潜む異形を狩ることで報酬を得ていたが、都市開発と街灯の普及に伴い、怪異どもは都会の死角へと隠れていった。食い扶持を失った蓮次は小説執筆で生計を立てていたが、昨今の異世界ブームに押され、現在は打ち切り寸前の深刻な金欠状態にある。彼は長年、タール17ミリの煙草「ハイライト」を吸うことで、脳の吸血衝動をニコチンへの渇望だと錯覚させて自制し、現代社会に溶け込んでいた。
ある深夜、警察庁の裏組織に繋がる神主の大吾から、全身の血を完全に抜かれたミイラ遺体の写真が持ち込まれる。それは知性を持たないはずのバケモノの仕業でありながら、あまりにも統制された、きな臭い事件の足跡だった。
時を同じくして、朧月夜の打ち切りを阻止すべく深夜のコインパーキングを急いでいた新人編集者・真壁椎名(まかべ しいな)は、黒いワークウェアを纏った不気味な男たちに遭遇してしまう。
首筋を噛まれ、理性を失う寸前の窮地に陥った椎名。助けに入った蓮次は、生き残るための冷徹な事実を突きつけ、己の血を彼女の口へと流し込む。
圧倒的な「始祖の血」によってバケモノの毒をねじ伏せ、望まぬ形でその眷属となってしまった椎名。
これは、売れない孤高の始祖と、怪力と異常な大食漢のスペックを得てしまった新人編集者が、東京の裏側でうごめく新たな闇へと立ち向かう物語である。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ