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世界はそれを○○○と言った

作者:やぎさん
最新エピソード掲載日:2026/08/02
空の色が、二度瞬いた。
同じ雲が、二つの位置にあった。
同じ鳥が、違う軌道で飛んでいる。
世界が、わずかに重なっている。
――おかしい。
そう思った瞬間、胸の奥に冷たいものが落ちた。
見慣れたはずの風景なのに、どこかが定まらない。
遠くの建物が揺らぐ。
崩れているようにも見えた。
立っているようにも見えた。
どちらも正しく、 どちらも間違っている。
柳端は息を止める。
風が吹く。
だが、その風さえ、一度では届かなかった。
何かが起きている。
まだ名前のない異変が、 世界の奥で静かに軋んでいる。
柳端は空を見上げた。
空は裂けていない。
街も崩れていない。
それでも。
何かが、もう始まっていた。
二つの世界
2026/07/20 21:11
届かない世界
2026/07/25 09:15
わずかなずれ
2026/07/25 09:17
管理された日常
2026/07/26 09:26
管理局の日常
2026/07/26 09:28
非公開区画
2026/07/30 07:50
父の事故の真実
2026/08/01 08:51
彼女の視点
2026/08/01 08:58
分離以前の記録
2026/08/01 09:09
残された歪み
2026/08/01 16:02
静かな断絶
2026/08/02 09:20
境界の外側
2026/08/02 09:22
消失区域
2026/08/02 09:23
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