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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

シンジケート

作者:Tohna
最終エピソード掲載日:2026/04/28
 フィレンツェCCのストライカー、卯月優吾(うづき・ゆうご)は、かつて日本で謎の組織「23」に監禁され、地獄を味わった過去を持つ。
 代理人ジャック・グノーやベテランFWリベリーノの支えでイタリアの地で再起を果たした彼は、欧州カップ戦の初戦、ベルリンでの大一番に挑む。

 対戦相手のシャルロッテンには、組織の息がかかった不気味なエース、カン・ソングーがいた。

 さらに優吾の前に現れたのは、かつて監禁部屋のモニター越しに自分を支配していた異父兄・中嶋啓吾。啓吾は「23」の冷徹な幹部マチェックを追い落とし、組織のデジタル中枢を乗っ取ろうと画策していた。

 試合当日、不自然な八百長工作によりソングーのハットトリックが画策されていたが、それは啓吾が仕掛けた、マチエック、組織、優吾を社会的破滅に追い込む「第一の死(ハットトリック)」の布石だった。

 しかし、優吾は己のプライドをかけ、組織の台本を無視して自力で逆にハットトリックのゴールを奪い取る。その「光」の絶頂の瞬間、スタジアムの照明が落とされ、ベルリンの街はパニックに包まれる。

 啓吾の真の狙いは、八百長の露呈による混乱に乗じた組織の資産強奪と、優吾を巻き込んだ心中だった。警視庁公安部出身の北小路誠也とインターポールのヴァンサンは、デジタルの迷宮で啓吾を追い詰めるが、啓吾はベルリン中央駅の地下で優吾と対峙する。

「お前は、まだ光の中にいろ」

 最期の瞬間、啓吾は優吾を突き放し、迫り来る貨物列車と共に闇へと消える。啓吾が遺したデジタルな「贈り物」により、組織「23」の全データがインターポールに流れ、巨大シンジケートは一夜にして自壊した。

 数ヶ月後、冬のフィレンツェ。兄を失った喪失感を抱えながらも、優吾は再びピッチに立つ。隣には、組織から解放された練習生ソングーの姿があった。兄が命と引き換えに守った「光」の中で、優吾は真のハットトリックを目指し、咆哮を上げる。
パリ・ミュンヘン
第一話 端緒
2020/08/22 20:06
第3話 拘束
2020/08/22 23:06
第4話 裏社会
2020/11/03 11:40
第5話 八百長
2020/11/03 12:58
第6話 報い
2020/11/03 13:50
東京・千葉
第8話 不信感
2020/11/03 16:57
第9話 エニグマ
2020/11/30 12:00
第10話 疑心暗鬼
2020/11/30 13:00
第11話 警告
2020/11/30 14:00
第12話 集合写真
2020/11/30 15:00
第13話 手がかり
2020/11/30 16:00
第15話 決意
2020/11/30 18:00
第18話 合同捜査
2020/11/30 21:00
フィレンツェ・ボローニャ
第19話 売り込み
2021/06/26 11:05
第21話 契約社会
2021/06/26 11:11
第26話 間合い
2021/06/26 11:30
第27話 結論
2021/06/26 11:34
ベルリン・ワルシャワ
第31話 カン・ソングー
2021/09/14 07:00
第32話 陥落
2021/09/18 11:28
第33話 コントロール
2022/06/13 19:33
最終話 宿命
2026/04/25 23:00
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