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マジで俺を巻き込むな!!  作者: 電式|↵
キカイノツバサ ―不可侵の怪物― PartB
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第5話-B44 キカイノツバサ 交換条件

 テーブルの上に配置されているのは急造品、まともな設計図もなく、原寸合わせで組み立て、いや組み立てという言葉を用いるのですら、計画的すぎて不適当だ。適当に部品がポンと置かれただけのバラック動力機関。


 茶色に塗られた木の皿の底面中心に、円錐状に加工した小さな木片を、皿の回転軸中心に合わせて固定し駒の足を作る。捨てても良い、適当な円盤状のものを用意してほしいというと、用意されたのがこの木の皿だった。

 皿の上に、皿の直径に合わせて切断した魔力を伝達する金属棒を、回転軸と棒の中心が交わるように寝かせて固定する。

 不触石を2つ、間に皿が置ける間隔に並べて固定し、不触石の中心を結ぶ平面の直線の中点上に、木の皿が回転軸がくるよう配置。

 魔力を遮蔽する特殊な布か革を、円盤が回転すると、金属棒の視点からは不触石が見え隠れするよう配置する。

 そして最後に、グレアの人差し指を金属棒の回転軸上に軽く乗せるよう指示する。


 直流モーターの仕組みは、理科や技術科の授業で習った。それが幸運だった。

 人間の体の魔力と不触石は物理的に反発しあう。直流モーターの原理を応用した結果生まれたのが、この魔力で動くモーターである。


 会議室に、その様子を見ていた男たちと、ブロウル、クラリの声が上がった。リンは、今日はいいと言ってメルと一緒に留守番をしている。あまり外には出たくないらしい。引きこもり少女である。いや、もしや俺が嫌われているのか。


 とかく、こいつの見てくれは、動力機関を名乗って良いものなのだろうかと遠慮せずにはいられないような酷さで、お世辞にも綺麗な回転とは言えなかった。しかしコイツは魔力から確かに力強い回転エネルギーを発生させた。


 実演が俺ではなくグレアなのは、俺がこのモーターに触れた途端に、不触石の簡素な固定が外れ、俺は自由だと叫ぶ不触石が凶弾と化す未来が想像できたからである。部屋の物を壊してしまうならまだしも、人にケガをさせてしまうわけにはいかない。

 それから、グレアはいつも俺の近くにいたことで、この装置が何者なのかを理解しやすかったことと、頭が回ることも、理由の一つだと付け加えておこう。


「離していい」


 偏心気味で振動する皿を制御していたグレアの人差し指が離れる。オモチャのコマのように、テーブルの上で皿がカラカラ音を立てて円を描いて静止する。

 皿が本来コマのように回転させられることを想定していなかった点が、振動の大きな原因のようだった。


「この仕組みをうまく制御してプロペラを回せば、飛行機を飛ばせるかもしれないというわけだ」


「なるほど。比較的単純な仕組みで済みそうなのは助かる」


「飛行機に適したものになるかさておき、今はこれを極めるしかないでしょうなぁ」


 世界初になるだろう実用的動力機関に対してのギルドメンバーの反応は、思ったよりもあっさりしていた。もっとも、俺を敬え崇め奉れなどと思っているわけではない。崇め奉られるべきは、当然、モーターという装置の発明に関与した過去の偉人である。

 抱いた違和感はつまるところ、この装置の価値をイマイチ理解できていなさそうな彼らの反応なのだ。


「この動力機関を実用化すれば、応用次第で何にでも化けるだろう。具体的には、飛行艇もそうだが重量物の運搬だとか、空気の悪い場所に新鮮な空気を送り込んで換気したりできるようになったりだとか」


「ほう」


 工業ギルドで役に立ちそうな応用例をいくつか挙げると、ネルンが反応する。


「そういえば、ここは主な産業が造船なんだよな」


「そうです」


 ここナクルでは、雨季に入ると涸れ川(ワジ)に水が流れこみ、そこを伝って商船が多く行き交うらしい。他の都市からの船はもちろん、こちらからも品物をしこたま積んだ船が出かけていく。それゆえに雨季直前になると、工業ギルドでは金持ちの商人などからの新造船の発注や、傷んだ船の修理の依頼が多く集まる。


 ――実は、今がその時期なのだ。


 タイミングが悪いというか、領主ベルゲンが最優先で飛行艇を仕上げて、俺を送り出すように通達しているため、それら商船の新造や改修が後回しになり、納期の遅延の兆候や、品質低下が現れはじめ、クレームも出てきているらしい。先日、ここで昼休みをとっているときに、どこからかそう話す男性の会話を聞いた。時期悪く重なってしまったのは誰のせいでもないが、申し訳なく感じるこの気持ちは、おそらく多くの人の共感を得られるに違いない。


「動力機関を活用できれば、もっと精度よく、効率よく工程を済ませる機械を作ることもできるだろう。納期短縮にも役に立つ」


「もしや、苦情の件知っておられたのですか」


「偶然小耳に挟んだ」


「そうですか……けれども、動力機関の着想があっただけでも大きな進展です。大きな悩みの種が一つ消えて、気が少し楽になりましたよ」


 ネルンは顔を緩ませた。

 ギルドの長であるザグールは力強い鶴の一声を、ぽんと手を叩きながら放つ。


「んじゃー、動力機関の試作や生産に必要な材料の買い占めは決定じゃな!」


「え、ちょっザグールさん! いくらなんでも買い占めなんかしたら、艇体や装備の予算に響きかねませんよ! 第一、失敗したときはどうするのですか」


 あのザグールの言葉の隙を突いて、ネルンが慌てて止めに入る。これが付き合いの長さか、などと俺は少し感心してしまった。


「足りない予算はウチから出せばいい。異界の発想や技術なんて、そう簡単に手に入るものじゃないぞ。俺はよその工業ギルドを技術で出し抜けられる一大好機だという話はしたはずじゃが!」


「それは分かりますが、失敗したときのことを考えると――」


「出資して作るのは誰か、うちらじゃろが! 失敗したときは俺達全員の能力が足らなかったとき。違うか? どのみちこれが失敗したら飛行艇も作れん。失敗したら俺を恨んでいい。失敗は絶対にさせん」


 すぐ興奮するザグールの判断は極端気味であることは否めない。彼の性格上、一度決めたことを他人が説得して覆すのは、なかなか骨の折れることなのは、何度かやりとりを見ていて知っている。ましてや、言っていることはまともだからなおさらだ。

 断言しよう。もし彼にブログを教えたならば、一ヶ月後には見事に炎上しているだろうと。恐ろしい。


 ――結局、買い占めについては、買いたい他の人に迷惑をかけるなどと色々説得して、計画的な大発注を行うことになった。幸いにして、材料はナクルの近くで豊富に手に入るものらしい。

 それから、話し合いの中でヘーゲルに協力を仰ぐことが決まった。不触石を取り扱う研究を行っていた彼に対して、協力の要請を行う。好奇心旺盛な彼ならば、協力してくれるだろう。しかし彼の本業は医者だ。患者を疎かにするわけにもいかないわけで、どこまで協力してもらえるかは分からない。

 あっけない動力の発見とその反応だったが、確かにこれは飛行艇計画の大きな前進に他ならなかった。


*


 深夜の自室に、ノックの音が響く。


「どうぞ」


「夜分遅く失礼します」


 静かにドアが開き、小脇に書類を抱えたロイドが入ってきた。グレアは既に仕事を終え、この部屋にはいない。


「待ってたぜ」


 俺は執務机のイスから立ち上がって、隣の応接室に彼を連れこんだ。ロイドに頼み事をしていたのだ。ことを済ませるには、少し時間がかかるだろう。執務机の前で終始ロイドを立たせるのはしのびなかった。

 彼をソファーに座らせ、給湯室に入る。茶を出すのはマナーである。いつもグレアはここの給湯室で色々やっているが、ゴチャつくことなく綺麗に整頓されている。

 茶葉というか原材料は、適当に戸棚を漁ったらそれっぽいのが出てきたので活用。花茶の分量分かんねえ。記憶を遡り、適当にこれくらい入ってた気がする分量をティーポットにぶち込む。事前に準備をしていたおかげで、ちょうど沸騰していた小鍋のお湯をティーポットへ。味と健康は保証しない、いつもの俺クオリティー。

 応接室に戻り、ロイドの前に淹れたてを置く。


「わざわざ恐縮です」


 早速ロイドはティーカップに指をかけた。


「見よう見まねで淹れてみた。もし味が悪ければ申し訳ない」


「――いやいや、なかなかのお手前だと思いますよ」


 彼は一口啜ってソーサーの上にカップを置く。


「で、彼女の件で用があるんだったな。まずはそっちの話から聞きたい」


「はい。グレアの身の安全に関する話でございます」


 ロイドは座り直して姿勢を正す。俺もソファーに腰を掛ける。


「彼女のご身分と特殊能力について、本人から話をしたと伺っているのですが」


「確かに聞いた。これからどうしたいかという話もそこで聞いた」


「単刀直入にお尋ねします。アダチ様は彼女の"希望"について、どうお考えですか?」


「彼女の気持ちは十分に把握しているが、決めかねている」


 ロイドの一言は、数日前の、彼女の涙を流す顔を俺の脳裏に浮かばせた。少数の護衛。その中に彼女を組みこむ。能力は問題ないだろう。しかしどうしても、彼女の身分が高いことが、俺に決断を先送りさせている。両親は娘が生きていることを信じながら生活しているかもしれない。親とて、今娘に会えるとしたら会いたいかと聞かれれば、喜んで会いたいと答えるだろう。

 未熟な技術で作られる飛行艇。すべてが新しい試みである。そんな不安材料の塊に乗せて、たった数人の護衛でトラブルから生き延びながら神都に向かう。わざわざ護衛費のほとんどを飛行艇開発に費やし、予算が逼迫していてなお危険な今回の旅についてこなくとも、次の機会を待つほうが安心ではないか。俺はそうロイドに考えを伝えた。


「実は、そうとも言っていられない不安材料がございまして。彼女があなたを襲撃から守った際に使った、彼女の特殊能力。その影響について、お考えになられたことはありませんか?」


「影響?」


「私の耳には、ユリカ様が能力を使ったとき、その近くには大勢の庶民がいたと伺っております。人の口に戸は立てられません。ガラスの特殊能力を持ったメイドがいる。その噂が広まるのは時間の問題、いえ、すでに現実に広がっている事実がございます。この噂がどこまで広がるか、我々にも見当がつきません。セルス一派の耳に入れば、何かを仕掛けてくる可能性は十分にございます」


「ああーそうか……」


 そんなところまで考えが及ばなかった。確かに、ガルが俺に売り込みをかけたとき、グレアの名前は知られていなかったが、「やり手のメイド」が俺を守った話はすでに知っていた。彼のアンテナが鋭いのかどうかは分からない。ただ間違いなく、そういう噂が流れ、広がっていた事実はある。

 一つの出来事は、他の事象の原因へ波及していく。それは理解していたが、そんなところから波及して、ロイドが示したような懸念が起こる可能性まで行きつくなどとは想像できなかった。


「我々政務院が、ユリカ様の能力についての噂を流言飛語だと事実を否定することもできます。しかし、今回においては目撃者の数などからして逆効果でしょう」


 ロイドは続ける。


「ユリカ様を匿うには、ここ(迎賓館)は適した場所です。要人への襲撃があった場合を想定したつくりの建物です。領主ベルゲン様はそこを評価して、彼女の居場所にそこを選んだと伺っています」


「つまり、グレア――ユリカはここに残すべきということか」


 俺もティーカップに口をつけてみる。味が薄すぎる。まるで移り香のした湯を飲んでいるかのようだ。ここで飲まなければもう飲まない気がして、一気に飲み干した。


「いいえ」


 ロイドは首を横に振った。ティーカップを置く俺の右手を見つつロイドは言う。むしろ逆です。


「ベルゲン様はどうやら襲撃に来た場合、それを逆手にとってセルス一派の勢いを削ぎたいとお考えのようです」


「どういうことだ」


「どのようにお考えになられているかまでは、私も存じません。ただ」


 彼は持参してきた書類から一つ、筒入りの文書を俺に差し出した。丸まった文章を広げると、それはベルゲンから俺への連絡――ユリカの神都への退避の協力依頼だった。

 ベルゲンは、ユリカが預かった娘であること、結婚適齢期の彼女に相応しい相手は神都にいるだろうということ、そして彼女が神都に戻りたいという意志が強く、そのための努力をしていることを考え、彼女に協力するよう頼むに至ったと書いてあった。

 彼女が増えるということは、リスクも増える。承諾するなら、護衛の人員の増員は厳しいが、防衛力の強化を目的に提供できるものは何でも提供する。より丈夫な盾で身を守れるのは、俺にとっても利があるだろう、と。最後には、ご丁寧に出立を催促する文言まで添えてある。


「このことは関係者以外内密にお願いします。誰から漏れでもすれば――」


「分かってる。俺まで巻き添えになれば、今度こそ死ねる」


 俺の人生はもう十分巻き添えを食らってメチャクチャになっているのだが。


「それよりも政務院から情報が漏れないかどうかのほうが心配だ」


「ここナクル支部の人事にはベルゲン様が強い影響を持っておられます。密偵の可能性は正直なところ否定はできませんが、今回の情報は特定の関係者だけが知るところなので、まず安全かと思われます」


「そうか」


「了承していただけますか?」


「ところで、例の件の進捗はどうなってる? あの男の件」


 ここですぐイエスとは答えるのはよそう。

 俺はがロイドに依頼したのは、他でもない自分を直接売り込みに来たあの男のことである。

 彼が差し出した書類と、賄賂こと彼のへそくりは、ロイドに預かってもらっている。渡された書類の中身は、自分の経歴をまとめた紙だった。彼の経歴に嘘偽りはないのか、そもそもガルという男が本当に存在するのか。彼の話では盗賊の征伐を担当していたという。その事実は間違いないのか、それと雇い入れることについてどう思っているかを聞きたかったのだ。


「ガルという男の件ですが、彼の経歴について、その、まだ調査中でして」


 ロイドは真剣な表情で答える。征伐に出た時の資料や記録の詳細な記録は、現地の政務院に行かねば分からないらしい。ここナクルの政務院にも伝わった情報などは、一応記録はしているそうで、そこに何かないか調査しているそうだ。


「彼の話では、選考会に応募したが落ちたと言っていたが、書類で落とした理由は分からないか?」


「それについては、ええ、すぐに出ました。90歳と護衛の依頼には高齢だったこと、犯罪歴の申告があったことが主な理由です。彼の申込書を借りてきました。先日アダチ様が受け取った書類と筆跡を比べてみましたが、ほぼ同一人物(・・・・)のもので間違いないでしょう」


 ロイドがもう一枚、羊皮紙を俺に差し出す。


「そうか――待て。それはガルの筆跡ではない可能性があると?」


「本人が書いているところを、誰ひとりとして見てはいないので……代筆の可能性もあります。達筆ではありますが」


 確かにその文字は、ガルに直接渡された紙に書かれていたのと見覚えのある字形をしている。

 立派なひらがなと言うと、どことなく間の抜けた感じがするかもしれないが、実際その文字を前にしてみると、威厳を感じるものだ。ひらがなを美しく書くというのは簡単なように思えて難しい。俺もやってみようとしたことはあるが、うまく行かなくてやめたことがある。


「アダチ様。選考会に出た方の中から決めることはできませんか。あれだけ大きな催しをしておきながら、採用者がブロウル一人しかおりません」


「おいおい、しておきながらって、開催の話も段取りも全部そっちでやったことだろ。違ったか? もちろん、そりゃありがたい話だったし、あそこで一人だけとろうと思ったわけじゃない。俺が良いと思ったのがあいつ一人だけだっただけのことだ」


「大変失礼いたしました……しかしアダチ様。選考会で出た人間はこちら側である程度、最低限適格かどうかを判断した人物を出しているのです。率直にお尋ねします。実技を披露したこともない、それも不適格と判断された人物を雇い入れたいとお考えになる理由はいったいなんなのでしょうか」


「今の俺達に足りないものを、あの男が売りこんだからだ。いくら優秀な兵がいたとて、大将が無能なら勝てる戦いにも負ける。身を守るための強靭な身体はありがたく与えられたと思っている。足りないのはそれを司る頭だ」


 人差し指で自分の頭を突く。

 状況判断とその対応は、いくらでも時間を掛けられる座学ならば、思う存分頭をこねくり回して正解に漸近した回答を出せるだろう。では、一分一秒を争う緊急を要する状況において、同様の回答を出せるのか。状況を感覚的に把握できるほどの熟達した人間か、平時から想定して作っておいたマニュアルでもなければ難しい。


「あの男は俺が指揮をとってやると売りこんだ。指揮を執れる人間はそう多くない。特にそんな有能な人材は軍にいるんじゃないのか。指揮官向きの人材が仕事を探してぶらつくなんざ、滅多にあるもんじゃない。理由としてはそんなところだ」


 ふむ。ロイドは口元に手をやって考えこむ。

 ティーポットの茶を自分のカップに注ぎつつ続ける。


「前科があったのは、更生前だけだと申告していた。最近になってもやんちゃしているのなら話は変わってくるだろうが、何十年ものあいだ真っ当に生きているなら、考えるに値するのではないか?」


「分かりました。ではそういうことで話を通してみましょう。通るかどうかは調査の結果次第ですが」


「ありがたい。グレ、ユリカの件はその結果を聞いてから決めることにしたい。防衛力、ひいては彼女の安全に関わる問題でもある」


 今何も考えず注いでしまったが、これ激薄だったはずだよな……失敗した。

 あなたはお湯同然の薄さのお茶が好みなんですかと目で語るロイドの視線が地味に辛い。


「承知しています」



 ……さっきと違って色が濃いような気がした。カップに指をかけて飲んでみると、普段飲んでいる花茶の味と風味がした。


「ですよねー……」


 抽出時間のことをすっかり失念していたのだ。


 それからしばらく、計画の進捗や予算状況のことなどいくつか話を交わし、ロイドは部屋から出ていった。懐中時計は午前二時前。話も長くなり夜遅くになってしまった。


「あーやっと終わった……」


 ベッドに飛び込んで仰向けになる。


「最低限適格かどうか判断はしている、か」


 自前の武器を狼にマーキングされた奴が確かいはずだが、真面目に審査していたのだろうか。絶対に適当だろ。

 そうツッコミを入れた次の瞬間にはもう、体の力が抜けてしまった。

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