表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

売られた子夜叉を助けたら、人間嫌いの夜叉たちに「親父」と呼ばれるようになった 〜片腕の代書屋は、商品にされた子供たちの名前を取り戻す〜

作者:青木将太郎
最終エピソード掲載日:2026/06/04
殺せと言われて育った子夜叉がいた。

名前も知らなかった。命令がなければ動けなかった。
感情が揺れると目が赤くなるから、感情を殺す薬を飲まされていた。
格子の中で、ただ命令を待っていた。

ある日、男が格子を開けた。

刀も持っていない。
片腕の、震えている男だった。
男は膝をついて、目の高さを合わせた。

「殺さなくていいです」
「飯を食いましょう」

男の名は宗玄。代書屋だった。

証文の偽造を見抜いて格子を開け、
薄い粥を出して、名前を書いて、
「戻ってきていいです」と言い続ける男だった。

宗玄がくれるものは、金でも地位でも安全な楽園でもない。
粥と名前と、閉まらない戸だけだ。

それが、なぜだか忘れられない。

けれど、売られる子夜叉の名前は、まだ帳簿の中に残っていた。
商品名にされた子供たちの名前を取り戻すため、
片腕の代書屋と人間嫌いの夜叉たちは、震えながら檻を開けに行く。

和風ダークファンタジー。
救済、親子、疑似家族、じんわり泣ける話が好きな方へ。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ