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この連載作品は未完結のまま約8年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

ゆうれい付きアパートの管理人とバーシュウレイン

作者:南まさき
この物語には、ふたつの視点があります。
 築五十年のオンボロアパートの管理人と、バーシュウレインの三人組です。
 ある日、管理人の部屋に、カロンという名前の女性がやってきます。でも、時刻は真夜中の午前二時。
「あなたの、新しい呼び名を考えなきゃいけないみたいね」
 管理人には、その言葉の意味がわかりません。しかし、それがきっかけとなって、管理人はビジネスを立ち上げます。
 といっても、人の話を聞いて上げる。ただそれだけの実にシンプルなものです。
 ビジネスというからには、そこにはお金が絡みます。主人公が設定したのは、一時間あたり三千円。彼はこれでも高すぎると思っているのですが、カロンは、三万円が妥当だと言いだします。
 思案の末、主人公はカロンの意見を取り入れます。
 思い立ったが吉日。日付が変わるまでに、どこかのポストに名刺を一枚投げ入れよう。
 それをひとまずの目標に決めた彼は、自分のパソコンを使って、料金を明記した名刺を作りはじめます。

 バーシュウレインの最高幹部の三人は、結構なお金持ち。三人には共通の守り神がついています。彼女らはその守り神を『お石様』と呼んでいます。
 アパートの管理人が名刺を作っているころ、三人にお告げが降ります。
 ラッキーカラーが黄のベッキーには、お兄さん。ラッキーカラーが赤のガウチは、ゴミ。
 ラッキーカラーが緑のカモシンは、孫悟空。
三人はそれそれお告げを、そんなふうに受け取ります。でも、だれひとりとして中身の意味がわかりません。
 そのお告げのあと、三人は、西の方角から、光に似たものがやってくることに気づきます。
 チクリ光線。三人はそんな呼び方をします。それを感じると肌のつやが増すのです。
 西の方角からやってくるのは、チクリ光線だけではありませんでした。
このマンションの西側に、何かがある。私たちに共通するなにかが。
 三人の勘は当たりました。
 お石様の部屋宛てのポストに入っていた名刺にあった住所が、まさに自分たちのマンションの真西に位置していたのです。
 ちなみにこの物語は『ふくしき七回シネマ館』『太平洋上空32000フィートでの出来事』『お一人様専用映画館』の姉妹編です。そちらも合わせて読んでいただければ幸せです。
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
プロローグ
2015/06/08 21:26
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
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