↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

地球に落ちた男 ―帰るために、飛んだ―

作者:八雲 海
最新エピソード掲載日:2026/11/04
一九五九年、冷戦下のアメリカ。
戦闘機は年ごとに高く飛び、人間を宇宙へ送る計画も動きはじめていた。だが、高い空で機体を失った飛行士が、生きて地上まで帰る方法は、まだ誰も知らなかった。
それを、人間の体で確かめる。空軍大尉ジョセフ・キッティンジャーは、気球で成層圏へ昇り、そこから飛び降りた。
最初の跳躍で、彼は毎分百二十回の回転に巻き込まれ、意識を失う。原因は、凍った湯たんぽと、三度引いた一本の紐だった。
元海軍の落下傘整備員は、切れるように作った紐を縫った。生命維持担当の軍曹は、ヘルメットの帯を針と糸で縫い合わせた。名前も残らない技術者たちが、一人の男を生きて帰すために、黙って手を動かし続けた。
そして一九六〇年八月。
吊りかごには、五歳の息子がシリアルの箱から切り抜いた、紙のナンバープレートが貼られていた。
高度三万一千メートル。右手の異常を隠したまま、男は「世界で一番高い一段」に立つ。
実話をもとに、英雄ではなく「帰ってくる人間」を描く、全十二話の歴史小説。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。