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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

月魂記

月魂の命根 〜濡鴉の抱く待雪草〜

作者:更科佳世晴
最新エピソード掲載日:2026/08/08
月の精霊神が創造した世界───月魂之世(つきだまのよ)。

捨て子として育ち、神を信じぬ鴉(カラス)の半獣・烏丸。
霊術使いの少女との邂逅は、やがて化け物と神々が支配する運命へと彼を導いてゆく。

黒曜帝国が世界を侵略する中、かつて烏丸を庇護した恩師の執念は、皇帝を狂気へと変えていった。

愛は執着へ。権力は狂気へ。
蹂躙された者たちは、救いと断罪の狭間で葛藤する。

裁く者のいない世で。────神は人間を赦せるか。人間は己を赦せるか。

鴉と待雪草が紡ぐ、2500年に渡る贖罪への月魄黙示録。



<登場人物>

烏丸(からすまる)
主人公。黒目黒髪の鴉の半獣。親に捨てられ親も家族も知らない。人里を離れ野山で一人暮らしの中、出雲と出会い初恋をする。強さを求め、黒曜帝国の将軍となる。ネガティブ思考なツンデレ。

篝月白望(かがりつきしろ・ぼう)
月守と呼ばれ、1000年生きる月の精霊神として人々に信仰される。理性的で慈悲深い。

出雲(いずも)
黒曜帝国の敵領・灰霄の民。灰色の髪目で霊術を使える血筋。烏丸を心から信頼する。月守のいる精霊殿で神官となる。ポジティブ思考で純真。

既望(きぼう)
銀の髪目。眉目秀麗な二十歳前の若さで成長が止まり、特異体質。霊術を教える師として、子供の烏丸と出雲を庇護する。後ろ暗い過去で人間不信だったが、二人に心を開く。

黎黒玄海(れいこく・げんかい)
他領を侵略し黒曜領を帝国にした皇帝。天下完全統一の先に、精霊神のいない人間だけの世を築く野心を持つ。豪胆で冷酷だが、実力ある者を寵愛し所有したがる。
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