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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

インフェリウス

作者:Sld555
最新エピソード掲載日:2026/06/07
歴史書を覚えている。

「人類は500年前に地球を侵略した悪魔を打ち破った。」

「魔法こそがこの勝利を確実なものにした。」

それはある程度真実だ。

しかし、消し去られた過去がある。

私が生きた時代。

人類が絶滅の危機に瀕し、記録には記されていない、あるいは歴史家が記憶にとどめようとしなかった、はるかに恐ろしいものに直面していた時代。

長い年月が経った。

私の記憶は薄れつつある。

正気も失いつつある。

これが私の最後の記録になるかもしれない。

もしこの本が消え去ったら、一つだけ覚えておいてほしい。

人類最大の恐怖となったのは悪魔ではなかった。

私がその恐怖となったのだ。

私は、私が知っていた男の物語を語るためにここに来た。私にとって大切な男の物語を。

彼は誰よりも憎まれた男だった。

しかし、彼はまさに、滅びゆく世界に希望をもたらした人物だった。

彼らの傍らには、私が愛する人々があった。

そして、私の目の前で彼らは息を引き取った。

この真実は、彼らの視点から語られるだろう。

…そして、もしかしたら、私の視点からも。

もし、私がかつての自分をまだ覚えているならば。
二つの性質
2026/04/16 02:32
約束と相続
2026/04/24 07:02
道徳的中立性
2026/04/30 06:46
永遠の重み
2026/05/07 02:37
14
2026/05/14 03:22
15
2026/05/16 11:36
16
2026/05/17 00:42
嘆願
2026/05/24 01:21
18
2026/05/27 02:08
19
2026/05/29 00:49
20
2026/06/02 05:18
21
2026/06/07 01:28
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