約束と相続
スレイディは図書館の作業台に座り、湯気の立つカップを口へ運びながら、機械の指でノートに書き込みをしていた。シャファイラは狐の姿で彼の膝の上で眠り、低くのどを鳴らし、黒い尻尾が台の下で揺れていた。
不意に、彼の視線がそこに固定され、その光景はゆっくりと数日前の記憶へと溶けていった。
ベッドに座り、彼は食べ物を口へ運び、飲み込む前に一瞬顔をしかめた。目の前にいたシャファイラは、胸をマットレスにつけ、顔を両手にのせて、笑みを浮かべながら彼の表情の一つ一つを見つめ、どう思うか尋ねた。喉を整えてから、彼は、とても美味しかったが、まだ少し改善の余地があると認め、それを手伝うと約束した。彼女の耳は一瞬垂れたが、すぐにまた立ち上がり、目を輝かせて感謝を述べ、彼を世界一の師匠と呼んでから、膝に乗って抱きついた。彼は鼻を鳴らし、笑うことなく、それでも優しく背中をぽんぽんと叩いた。
離れると、彼女は腕を組み、いたずらっぽい笑みを浮かべ、彼が気に入ったのだから、褒美をもらう資格があると宣言した。何が欲しいのかと尋ねると、彼女は服が欲しいと答え、人間が着るものを試してみたいと言った。彼は本当に必要なのかと問いただしたが、わざと垂れた耳と拗ねた表情を前に、結局折れた。
現在に戻ると、彼の視線は焦点を取り戻し、迷うことなく、眠るシャファイラの体を機械の腕で持ち上げ、寝室まで運び、仰向けにゆっくりとベッドへ横たえた。服を整え、居間へ行き、決まった額の硬貨を分け、机の上にメモを残し、コーヒーの最後の一口を飲んで外へ出た。
数分後、シャファイラは寝苦しそうに身をよじり、毛布に鼻先を埋めて深く匂いを嗅ぎ、はっと目を覚ますと、あくびをする間もなくベッドから飛び出し、途中でドアに顔をぶつけた。作業台まで行き、あたり一面を嗅ぎ回り、メモを見つけると目を丸くし、床に持っていって寝そべり、曲線的な文字を読み解こうとした。「君の服を買いに行く」。鼻からため息を漏らすと紙が宙を舞い、図書館の隅に落ち、彼女はソファへ跳ね戻り、また仰向けの平穏を取り戻した。
街では、汗が顔に浮かぶほどの日差しの下、スレイディはコートの裾を腰で留め、東洋的な顔立ちの人々が古き社会の遺物として手巻き寿司を売る村々を通り抜けた。さまざまな民族の風習の中、彼は洋服店を見つけ、緊張した若い店員に迎えられた。声を震わせながら、どのようにお手伝いできるかと尋ねる彼女を見て、彼は声を低めて、女性用の服はどこにあるかと尋ねた。彼女は案内を申し出て、恋人のためかと尋ねると、彼はただ、大切に思う相手のためだと答えた。
品物を選び終えると、それらをカウンターに置き、店員はあくびをしながら合計を三百二十リネスと告げた。彼はお釣りは取っておいて、コーヒーでも飲むようにと言った。彼女は礼を言い、硬貨を胸元に隠し、彼が出て行く前に、彼の背中に触れて、彼女を安心させようとしてくれたことに感謝した、まだここに来て一週間目だったからだと言った。彼は大したことではないと答え、良い一日をと告げた。
通りに出て、袋をしっかり手に持ち、帰り道に進むのをためらってから、結局はラ・タベルナに入っていった。
ドアを開けると鈴が鳴った。店にいた数少ない客たちが一瞬こちらを見てから、また食事に戻った。カウンターの奥では、白髪と皺のある肌の下にまだ力強さを秘めたライザーが顔を上げ、元気よく挨拶し、カウンターを手で叩いた。スレイディは座り、こんなに朝早くから元気だなと言うと、ライザーは笑い、年を取ったからといって元気を失ったわけではないと答え、聞くまでもなく、いつもの甘口ワインを注いだ。
スレイディはグラス一杯を一気に飲み干し、礼を言いながら、その日はエリーサが手伝いに来ていないのかと尋ねた。ライザーは、彼女はまだ眠っている、休むに値すると答えた。スレイディは彼を甘い父親だとからかい、ライザーは、自分の小さな生き物を甘やかさずにいられない人間がそれを言うのかと言い返した。スレイディは、彼女もそれに値すると認めるだけだった。
しばらく無言で飲んでいると、上の階のドアが開き、エリーサが眠そうな様子で降りてきて、父と叔父に挨拶をしてから、後者の腕の中に倒れ込み、彼の胸に向かっていびきをかき始めた。ライザーは娘の怠け癖を笑い、子供の頃からずっと彼に甘えるのを恥ずかしがったことがないと言った。スレイディは、シャファイラも同じ習慣があると答え、もう慣れたと言った。
ライザーはそこで、スレイディが基本的にレンカイの生き物を娘として持っていること、五百年もの間彼らの種族が信じてきたすべてに逆らっていることに、いつも感心すると言った。スレイディは、それでも賭ける価値のある賭けだと答えた。ライザーはうなずき、話題を変え、妻が亡くなって以来、エリーサがどれほど彼を信頼しているかにも感心すると述べた。知っていた人々をすべて失って以来、孤独を感じていること、そしてエリーサに教えたいことをまだ全部教えていないので、あまり時間がないと語った。
ライザーが話し続ける間、スレイディの視線は虚空に固定され、記憶が遠い時代へと彼を連れ戻した。
***
十五年前、同じワイングラスが彼の指にあり、手の動きとともに液体が揺れていた。安楽椅子にもたれ、彼は目の前の中年の夫婦を見つめていた。腹の膨らんだ女性は自分のお腹を撫で、夫はその前にひざまずき、笑みを浮かべながら肌に耳を当てていた。彼女はスレイディに近づくよう手招きし、男は彼と視線を交わした後、許可を与えた。
腹に触れると、スレイディは肌の下で蹴りを感じ、口を半開きにし、それが夫婦の笑いを誘った。夫は妻のライタリアに、その触れ方が不快なら知らせてほしいと頼み、彼女は感謝し、彼が続けられるよう場所を空けた。彼女の前に座り、スレイディは子供の名前を尋ねた。エリーサ、と彼女は答えた。彼はその名前を辞書で見たことがあり、美しいと思っていたと言った。彼女は礼を言った。
不意にドアが開き、二人の若者がふらふらと入ってきた。顔は赤く、それぞれ瓶を手にしていた。ライザーは笑顔で彼らを迎え、ジョンイェとナタシャ・ヴィックの名を呼びながら抱擁した。二人はそれに応え、すぐにライタリアの腹を撫でに行き、スレイディには肩に軽く触れて挨拶した後、彼女に注意を戻した。
その瞬間、スレイディは初めて、後に間接的な形での帰属感と呼ぶようになるものを感じた。
数か月後、一人きりの図書館で、彼は木々の葉の間から差し込む日光を楽しみながらレシピの手順を読んでいた。ドアが開き、ライザーとライタリアが入ってきた。彼女は赤ん坊を抱え、汗で体を震わせながら、エリーサが生まれたと告げた。彼は本を置き、布に包まれた子供を見つめ、二人のためによかったとだけ言った。ライザーはその素っ気ない返事に目をむき、妻をソファへ連れて行き、スレイディに娘を抱く機会を差し出した。彼は、害にはならないだろうと言って受け入れ、気をつけるようにという注意を受けた。
エリーサは彼の機械の腕の中で眠り続け、顔を彼の胸に隠したまま、軽く揺すっても反応しなかった。興味をそそられ、赤ん坊はいつもこう不思議なものなのかと尋ね、それが夫婦の笑いを誘った。ライザーが彼女を取り戻そうと近づくと、少女の小さな手がスレイディのシャツにしがみつき、ライタリアは、彼を気に入ったようだと微笑んだ。スレイディはライザーの手の上に自分の手を置き、そのまま抱いていたいと頼み、友人はそれを承諾し、妻の隣に座り、その肩にもたれてまだ痛むかと尋ねた。彼女は少しだけだが、すぐに良くなるだろうと答えた。
数時間後、ラ・タベルナに集まり、スレイディは片隅でワインを飲み、ライザーはジョンイェとナタシャにビールを注ぎ、二人は笑い、語らっていた。隣ではライタリアが飲み物を一口飲みながらエリーサに授乳していた。その瞬間、スレイディは名前のない何かを感じた。それは、この記憶には決して終わりがあってはならないと告げていた。
二年後、世界は数秒間、闇が地球を覆うのを目撃した。歴史家たちが、人類をほぼ絶滅させかけた者を決して忘れないほど十分な時間だった。クリトス、ジリオンクの座を奪おうとして敗れた悪魔で、限られた人間の姿で地球に投げ落とされた者。それでも、肉体ではなく魂に結びついた彼のレンカイ・エネルギーは、最初のインフェリウス、インフェリウス・コンプレックスを生み出し、世界の大部分を灰に変えた。その終わりは、マナを目覚めさせた者によってのみもたらされた。彼は自らの創造物の中にクリトスを封じ、その後すぐに姿を消し、人類にそれまで空想の中にしか存在しなかった力を遺産として残した。
リブレターニャ、人類最後の希望であったその街は、炎に包まれていた。人間と悪魔の死体が、武装した一つの人影を取り囲み、灰色の目は最も古い扉に固定されていた。一瞬、スレイディは振り返り、刃に貫かれ、肉を蝕む闇に飲み込まれた若者たちの動かぬ体を見た。他の者たちは、影を燃やそうと、凍らせようと、風で切り裂こうとしていたが、無駄だった。彼は唇を引き結び、深く息を吸い、扉を通り抜けた。
最初に目にしたのは、自分に向かって放り投げられてくる一つの体で、機械の腕でそれを受け止めた。ライザーだった。意識を失い、胸だけが上下していた。視線を上げると、かつて白かった髪が今は赤く染まった女性がいた。長い爪は血にまみれ、水晶のような瞳が、彼を見ても何の反応も見せずに研ぎ澄まされていた。彼は名前を呼びながら、彼女に何をしたのかと尋ねたが、ライタリアはただ血の槍を作り出し、前進した。
スレイディはためらわなかった。ライザーの体を彼女から遠ざけるように投げ、垂直の斬撃をかわし、足払いをかけ、彼女の顔に武器を向けてから発砲した。彼女はそれをかわし、瞳孔がほとんど消えるほど鋭くなりながら、彼が明日を見ることはないと予告した。彼はライザーを扉の外へ引きずり出し、槍と金属の応酬が再び始まった。銃弾と機械の一撃が、ますます凶暴になる斬撃に応じ、火と電気、そして彼女の穢れた血の入り混じったエネルギーの爆発が飛び交った。
ついに機械の腕で彼女の心臓を打った瞬間、ライタリアはよろめき、血を吐いた。目は一瞬正常な色に戻ったが、すぐにさらに強い赤い輝きに覆われ、髪も深紅に染まっていった。スレイディは数歩下がり、選択の余地はないとつぶやきながら、長距離武器を収め、二丁のピストルを合わせた。眼帯が落ちると、背中の影から五本の棘のような付属肢が突き出た。風がその間を切り裂き、二人が互いに向かって進む中、鎖のような音へと変わっていった。
***
赤い滴が地面に落ちた。彼女の手は力を失い、体の脇に落ち、口は血に染まり、目は茶色に戻り、瞳孔は開いたまま涙で満ちていた。彼女は彼の名前を呼んだ。
彼は彼女の前にいた。手は彼女の胸の中に埋まり、顔の半分は血に覆われ、表情は空虚だった。彼女の体は彼の体に沿って崩れ落ち、両手が彼の肩をつかみ、顔を彼の首に埋めながら、自分が何をしたのかと尋ねた。彼は、彼女は何もしていないと請け合った。
彼は彼女の顔を両手で支えて向き合わせた。彼女はかすかに微笑んだが、その表情はすぐに嗚咽へと崩れ、本当のことを教えてほしいと頼んだ。自分は本当にあれに乗っ取られていたのか、と。彼はそうだと認めた。彼女は自分の夫を襲い、ほとんど殺しかけたが、間一髪で彼を引き離すことができたと告げ、彼が無事であることを願った。彼女は低いすすり泣きを漏らし、顔を彼の胸に押し当て、自分が望んでいなかったことについて謝った。彼は、謝る理由などない、彼女を追い詰めたのは自分だ、遅れてしまったのだと否定した。彼女は自分が弱かった、もっと戦うべきだったと言い張り、兄弟たちのことを尋ねた。
彼の沈黙が十分な答えだった。彼女は絞り出すような「どうして」を漏らし、彼の肌をつかむ力が一瞬強まってから、少しずつ緩んでいった。最後にもう一度、すべてを謝ってから、彼の隣に倒れ込んだ。
沈黙。何時間も続いたように感じられる沈黙だった。
拍手の音が彼を我に返らせた。振り返ると、そこには裸の女性がいた。体の秘めた部分は影に覆われ、鋭い歯を見せる大きな笑みを浮かべていた。その隣には、純粋な闇をまとった男性の姿があり、白い目が彼を見つめたまま逸れることはなかった。彼女は嬉しそうに、あの女はよく抵抗した、あんなに可愛い二人の兄弟が、運命を知っていたかのように手をつないでいたのは残念だと言い、彼にもこれから来るものへの覚悟はできているかと尋ねた。
スレイディは拳を握りしめ、超人的な速さで前に出たが、地面から影が立ち上がり、彼の腕を拘束した。彼女は自由なまま近づき、彼の顔に触れ、唇がほとんど彼のものに触れるほど近づきながら、自分を抑えているのだと言った。この体、この存在感は、無駄にするには惜しすぎると言いつつ、彼はそのまま進んでよいと、隣の人影を兄と呼びながら告げた。
その男性の人影は、刃の柄をスレイディの胸に当てた。衝撃は乾いた音とともに来て、口から血が噴き出し、目が見開かれた。影が彼を解放し、彼は膝から崩れ落ち、うつ伏せに倒れた。頭を上げようとしたが、生き物の足が彼の顔を地面に押しつけ、その声が彼の心の中に響き、その真実とともに生きろと命じた。最後に見えたのは、脚が振り上げられる光景で、それからすべてが暗くなった。
ニュースは、淡々とした、けれど物悲しい口調で、ライタリアの死、彼女のそばで意識を失って発見された一人の男性、死亡した兄弟のナタシャとジョンイェ、そして唯一の生存者、ライザー・ファイナーの重体を伝えた。
そのニュースを、ライザー自身も病院のベッドに横たわりながら聞いていた。動かず、途切れながら呼吸をし、痛みに身を委ねようとするたびにうめきを漏らしながら涙を流していた。ドアが開き、温かな笑みを浮かべた看護師が、会いたがっている人がいると告げ、許可を求めた。彼はゆっくりとうなずいた。
入ってきたのはスレイディだった。片方の目を白い包帯で覆っていた。ベッドの脇に無言で座り、やがて、できなかった、申し訳ない、遅れてしまった、別の地獄に囚われていた、謝る資格などないとつぶやいた。しかし彼は自分の手が握られるのを感じた。ライザーの手だった。友の目には涙が溢れていた。もう片方の手が彼の腕を引き寄せ、痛みにうめきながらも彼を抱きしめた。スレイディは一瞬、体を強張らせて動けなくなったが、少しずつ力を抜いていった。それでも決して完全にはほどけなかった。
風になびくワイン畑の隣に建つ屋敷の前で、スレイディは木のドアを叩いた。使用人が扉を開け、彼だとわかるとすぐに抱きつき、生きていてくれて感謝すると告げた。ひどい出来事だった、悪魔たちが空を飛び回る中でエリーサはずっと泣いていた、生き残れないのではないかと恐れたと語った。彼は、大事なのは彼女が無事だったことだと言い、頭に手を置いた。彼女は身を引き、彼の手を握りながら、ニュースを見たこと、ライザーがどうなっているか想像もできないこと、ライタリアと兄弟たちの死が悲しいこと、彼らはそんな目に遭うべきではなかったことを口にした。
スレイディは一言一句を無言で聞き、視線をどこか遠くに漂わせていたが、やがて唐突に、風呂に入って家に帰るようにと命じた。両親が待っているはずだからだ、と。驚いた彼女は、無事だとどうしてわかるのかと尋ね、彼はわからない、ただそう言っただけだと認めた。彼女は浴室へと向かい、彼はエリーサが毛布に守られて眠る部屋へと歩き、揺りかごをゆっくりと揺らしながら、少女の顔を見つめ続けた。
その後、着替えを終えた使用人が、何か手伝いが必要かと尋ねた。彼は、いや、伝えたいことがあると答えた。近づき、顔を彼女に近づけて、もう二度とここへは来るなと告げた。混乱した彼女は、どうしてそんなことが言えるのかと問いただしたが、彼は繰り返さない、自分の人生を生きて、良い仕事を見つけるべきだ、しかし自分やライザーのような人間とは二度と関わるなと言い張った。
彼女はエリーサを見つめ、胸が締めつけられるのを感じた。あの少女のために自分の血を分けたことを思い出し、あの日、両親を失うのではないかという恐怖を抱えて生きたことを思い出した。そして今、スレイディがほとんど無傷で戻ってきて、何も明かさないあの目の奥に隠れたまま、ただ彼女を追い払おうとしているのを見ていた。彼は答えず、揺りかごの方を向いた。彼女は怒りを込めて彼を怪物と呼び、死者たちのことを気にかけてすらいないようだと言い放ち、靴音を響かせながら出て行き、泣き声が廊下に響いた。スレイディは機械の手で揺りかごの木枠を握りしめ、へこませた。
***
ライザーの声が彼を「現在」へと引き戻し、今言ったことを聞いていたかと尋ねた。スレイディは物思いから覚め、幼いエリーサはまだ彼の膝の上で眠っていた。もう一度言ってくれと頼んだ。ライザーは膝の上で両手を組み、かすれた声で、彼の心臓にレンカイ・エネルギーが見つかったこと、それは彼を破壊者に変えることはないが、少しずつ弱らせ、やがてどんな努力も命を削ることになると告げた。そして、一つだけ頼みがある、自分が死んだらエリーサを養子にしてほしいと言った。スレイディは、ためらいと確信の入り混じった様子でそれを承諾した。
平手打ちが彼を現実に引き戻した。エリーサはまだ彼にもたれて横たわっていたが、今はもっと大きくなっていた。ライザーは笑いながら、完全にどこかへ行ってしまったようだったと言い、何があったのかと尋ねた。スレイディはただ、何でもないと答えた。




