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NO ONE’S GALAXY(冠なき銀河)―皇帝不在でも、銀河は通常営業です―

宇宙葬儀社《永遠便》〜死者の行き先には、まだ先がある〜

作者:たいよう
最新エピソード掲載日:2026/09/12
休戦から二年。戦死者はまだ帰宅の途中で、肉体より死亡届のほうが速く着くこともある。

船が一隻だけの宇宙葬儀社《永遠便》に、パン工場で働く女性から依頼が届いた。父の遺体の所在確認と、最低限の保全。ただし遺体があるのは全長千二百キロ・四億トンの中央戦没者記念構造体《大提督の柩》の中で、それは明日、首都恒星で火葬される。

契約は最低料金。現地へ行き、身体があれば保全し、名前を見える状態にするところまで。帰りの燃料は含まれない。

葬儀師マイア・エンはまだ知らない。その柩の中に、名前を失った六十五万人がいることを。
第一便 六十五万人、ひとつの遺体
02_国葬は追い越し禁止
2026/09/06 00:58
03_故人一名、象徴四億トン
2026/09/06 00:59
05_空の棺の中身
2026/09/06 01:01
06_未払賃金が降ってくる
2026/09/09 22:16
07_あなたの死は別便です
2026/09/09 22:17
08_名前を置く場所
2026/09/09 22:19
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