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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ディストピア9:摂氏52度の空は、なぜ青かったのか

作者:沁みた大根
最終エピソード掲載日:2026/04/30
摂氏52度の空は、青すぎるほどに静かだった。
セミは鳴かない。風もない。
ただ、人間だけがまだ歩いている。

少年ユウトは、わずかな水を分けながら生きていた。
正しい判断ではないと知りながら、それでも手を止めない。
その小さな行動のたびに、世界は少しだけ“歪む”。

黒い雨が降る日、
煙が空を埋める日、
誰もが情報を信じられなくなる日、
そして大地そのものが揺れる日。

そのすべての崩壊の中で、
銀色の髪を持つ少女ルカは現れる。

彼女は言う。
「これは正しく管理された崩壊です」

理屈は常に正しい。
だが、人間の行動はそれを裏切り続ける。

そして、尾の先に火を灯した猫が現れる。
それは説明されない。
誰にも命令されず、ただそこにいる。

再起動か、再生か。
世界の終わりに提示された選択は、あまりに静かだった。

だがユウトは、まだ“別の答え”を選び続けている。
それが意味を持つのかどうかも分からないまま。
第1話「52度」
2026/04/30 18:29
第2話「黒い雨」
2026/04/30 18:31
第3話「沈黙」
2026/04/30 18:34
第4話「水」
2026/04/30 18:38
第5話「煙」
2026/04/30 18:39
第6話「熱」
2026/04/30 18:41
第7話「咳」
2026/04/30 18:43
第8話「嘘」
2026/04/30 18:44
第9話「揺れ」
2026/04/30 18:46
第10話「選択」
2026/04/30 18:49
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