金木犀の薫る日 ~或いは震災の記憶~
関東大震災を基にした作品です。
そのせいか、第一稿を書いている最中に阪神・淡路大震災が起きたり、サルベージ中に東日本大震災が起きたり、地元が震度5で被災したりと、とにかく地震・震災に深い因縁があります。
なお、一部大正時代の頃の文語体綴りで書いていますが、文法等正確性に欠けていますので、予めご承知ください。
また、主人公の名前が作者名と被りますが。ペンネームを用意する必要に迫られたとき、当時書きかけのものから彼らの名を急遽借り受け…そのまま今に至るという…ごめんなさいな事情なので、突っ込まないでやってください <m(_ _)m>
盛夏を過ぎたとある夕刻。大学生のさいかと隣室の美大浪人みしろは、友人を待ちながら花火を始めていた。
次第に興が乗り、徐々に派手な花火に移行しつつあるところに遅れてやってきた友人は、金木犀の小枝を差し出す。
その花の香りに、見知らぬ、けれど懐かしい記憶が溢れた。
浅草凌雲閣で、「私」は「十二階の乙女」と再会の約束を交わした。
その僅か数日後、帝都が激震に襲われることを知らずに。
そのせいか、第一稿を書いている最中に阪神・淡路大震災が起きたり、サルベージ中に東日本大震災が起きたり、地元が震度5で被災したりと、とにかく地震・震災に深い因縁があります。
なお、一部大正時代の頃の文語体綴りで書いていますが、文法等正確性に欠けていますので、予めご承知ください。
また、主人公の名前が作者名と被りますが。ペンネームを用意する必要に迫られたとき、当時書きかけのものから彼らの名を急遽借り受け…そのまま今に至るという…ごめんなさいな事情なので、突っ込まないでやってください <m(_ _)m>
盛夏を過ぎたとある夕刻。大学生のさいかと隣室の美大浪人みしろは、友人を待ちながら花火を始めていた。
次第に興が乗り、徐々に派手な花火に移行しつつあるところに遅れてやってきた友人は、金木犀の小枝を差し出す。
その花の香りに、見知らぬ、けれど懐かしい記憶が溢れた。
浅草凌雲閣で、「私」は「十二階の乙女」と再会の約束を交わした。
その僅か数日後、帝都が激震に襲われることを知らずに。
1.夢の尻尾
2021/01/17 05:00
2.メッセンジャー
2021/01/23 14:00
3.夕暮れ時
2021/01/30 05:00
4.待ちぼうけ
2021/02/06 05:00
5.花火をしよう
2021/02/13 05:00
(改)
6.十二階
2021/02/20 05:00
7.夏祭りの宵
2021/02/27 05:00
(改)
8.赤煉瓦の足元で
2021/03/06 05:00
9.天には花火、地には人
2021/03/13 05:00
10.電氣燈と瓦斯燈と
2021/03/20 05:00
11.十二階の約束
2021/03/27 05:00
12.その日
2021/04/03 05:00
13.それから
2021/04/10 05:00
14.花の便りを待ちながら
2021/04/17 05:00
15.十二階で、花火を
2021/04/24 05:00
16.花薫る
2021/05/01 05:00
17.咲きて呼ぶ
2021/05/03 05:00
18.百年
2021/05/05 05:00
19.幽霊話
2021/05/08 05:00
20.金木犀の薫る日
2021/05/15 05:00
番外編 防災の日SS
2021/09/01 19:55