そうしてお姫様は、

青い鳥など、どこにもいない。 迷い込んだ森で私は一人。 誰も助けてくれない。

何不自由のないプリンセスは考える。 自分は何のために生きているのだろうか？ 毎日ごろごろする日々。 プリンセスは考える。 そして…

姉から魔法の薬を渡された。 それは私がまた人魚へと戻れる薬。 その薬を使うことはないと思っていた。 でも…

継母から憎まれた白雪姫は、猟師に殺されそうになる。 しかし、猟師は逃がしてくれた。 森を彷徨った白雪姫は、男に拾われて…？

私は今日も月を見つめて涙を流す。 月はいつも変わらず満ちては欠ける。 それは私を安心させて、悲しくさせる。 何故なら私は…

私は大人しく従っているわけではない。 そう、今はその時期じゃないだけだ。

私を嫌っていた義姉。 私はずっと義姉にいじめられていた。 そんな私も幸せになる日がやってきた。 私は義姉を結婚式に招待した。 そして…

お父様が再婚するという。 それは一体どうんな女なのだろうか？ 私はお父様の幸せを願っている。 だから…

私はキャンディーをもらった。 それは願いの叶うキャンディーだという。 本当にそんなものがあるのか？ 私は不審に思いながらも、キャンディーなので食べることにした。 すると…？

差し出された硝子の靴を私は見つめる。 それを履いて憧れの舞踏会へ行く。 私は期待を胸に硝子の靴を履いた。 そして…

一人孤独に暮らす私。 私は世界一の魔術師だ。 誰もが私を恐れる。 だから、あの男も恐れると思った。 それなのに…？

ウサギを見かけた私は追いかけた。 だってウサギが好きなんだもん！ そして私は…

私は落ちていく。 魅力的な世界から現実の世界へ。 意地悪な猫のせいで…！

この世界は神の機嫌で成り立っている。 神が手を離せば世界は崩壊する。 人々はそれを知らない。 日々争う人類に絶望した神は…？

赤い薔薇しかない庭園。 何故、赤しかないのだろう？ それは…

お前が犯人だ！と指を指されて青ざめる私。 指を指してきたのは、私の恋人で…

私は愛されなかった。 姉に敵わなかった。 何でも持っている姉。 彼に愛される姉。 それでも私は姉を憎むことが出来なかった。

女は嘆く。 何故、自分だけがこうなのだろうか？と。 嘆きながらも女は生きる。 本能のままに。

明日など永遠に来なければいい。 そう思っていたら本当になった。 同じ日を繰り返す私。 でも私は幸せだ。 だって、そこには彼がいるのだから。

私はこれから結婚する。 姫様の身代わりとして。 それは私が望んだこと。 だから私は…

夢のような国があった。 旅人はその国を訪れ、この国に暮らしたいと思った。 旅の目的を終えた旅人がその国をまた訪れると…

とても素晴らしいというサーカスを観たいと思った。 父王は私の願いを叶えてくれた。 目の前で繰り広げられる技に私は見惚れた。 だが…

私が願ったことは他愛のないことでした。 でもそれは決して叶うことのない願いでした。 願いが叶った私は…

私は世界を調律する。 世界を正しく、美しくするために。 それが私の日常。

助けてくれ、と声がする。 私の足元で。 そこにあったのは小さなカボチャ。 そのカボチャがしゃべり始めて…！！

なぜ、涙はしょっぱいのだろうか？ そう疑問に思ったらママが教えてくれた。 それは…

「私は風の娘なの」 と女は言った。 そうして女は私に祝福をくれた。 その祝福は…

私は地獄から暗い空を見上げる。 それはいつまでも続く。 私が犯した罪ゆえに。

金曜日に女が殺された。 恐ろしい金曜日。 でも、私は出かけた。 そして…

泣き虫の金色ライオンは嘆く。 一人ぼっちになってしまった、と。 私はそんなライオンを慰めた。 そして…

私は時計草の花園に迷い込む。 そこはとても素敵な場所だった。 そこで私は…

心が憎しみに染まるたび、私の体も黒くなる。 そうして黒くなった私は…