表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

そうしてお姫様は、

灰をかぶって復讐を企てる。

作者: 東亭和子
掲載日:2017/02/12

 好きで灰をかぶっているわけじゃない。

 このまま大人しくしているなんて出来ない。

 絶対に復讐はしてやる。

 今は好機をうかがっている途中なだけ。


 私は前のような豪華な暮らしがしたいわけじゃない。

 ただ、穏やかに暮らしたいだけ。

 継母や姉たちに気を使わない暮らしをしたいだけ。

 そのためならどんなことも我慢しよう。

 どんなにいじめられても、虐げられても、私は従おう。

 未来の自由を手に入れるために。

 

 継母は私をすごく嫌う。

 それは産みの母に似ているからだろう。

 父はそれほど母を愛していた。

 だから私のことも愛してくれていた。

 そう、過去の話だ。

 継母を愛するようになった父は、もう私を見ることはない。

 汚く、うずくまる私を見ても知らない振りをする。

 そんな父を見ても、私は何も感じない。

 怒りさえ感じることはない。

 もう、諦めてしまった。


 頭の悪い姉たちは、継母が正しいと信じている。

 たいして美しくない娘のくせに豪華なドレスと化粧でごまかしている。

 そうして私を見下して自尊心を保っているのだ。

 一人では何も考えることも出来ないくせに。

 一人では生きることも出来ないくせに。

 偉そうに私をいじめる。


 いつか、私は劇的な復讐をして継母や姉たち、父を見返してやろう。

 このままでは終わらせない。

 このままでは終わらない。

 絶対に。


諦めたら終わり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ