ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

宇宙人との会談       :約3000文字 :SF :宇宙人

短編
あらすじ
『さあ、いよいよラプ星人と総理の会談が始まろうとしています。アメリカ、中国、イギリス、ドイツに続き、ついに私たちの番です! 総理は紺色のジャケットに白のインナー、すっきりとしたパンツスタイルで登場。今、ラプ星人の代表の隣へ並びました! 総理は満面の笑みで握手を交わし――あっ、拳を高く掲げて、ぴょんぴょん飛び跳ねています!』

 ……大丈夫なのか?
 おれはソファに腰を沈め、テレビ中継を見つめながら眉をひそめた。
 ある日、ついに宇宙人が地球へやってきた。ラプ星人と名乗るその種族は、まずアメリカを皮切りに各国の首脳と順番に会談を行い、どの国と正式に友好関係を結ぶか見極めるという。
 人類史上、前例のない大転換点だ。人類が宇宙へ扉を開いた――いや、手を差し伸べられた瞬間と言えよう。当然、世界中が大熱狂した。この国でも今日に至るまで連日、特集が組まれていた。だが、期待が膨らむ一方で不安の声も少なくはなかった。
 というのも、総理はこの国初の女性総理大臣ということで話題性こそ抜群だったが、就任してまだ日が浅く、その手腕については国民の多くがいまだに測りかねている状態なのだ。
 そもそも、おれは議員投票で国のトップを決めるという制度そのものに、どこか釈然としないものを感じていた。それでも、選ばれた以上は相応の能力があるはずだが……。
 まあ、いずれにせよ、こうした場では官僚が用意した原稿をもとに無難な受け答えをするだけだろう。余計なことさえ言わなければ問題ない――ん?
Nコード
N8237ME
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
宇宙〔SF〕
掲載日
2026年 05月20日 11時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
2,804文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N7254MF| 作品情報| 短編| コメディー〔文芸〕
 夜、とある橋の上。一人の男が欄干を乗り越え、じっと川を見下ろしていた。  闇に塗りつぶされた川面は底知れぬ黒を湛え、吸い寄せるような引力を持っている。風の音も、木々の葉擦れの音も今の男にはひどく遠い。耳に残るのは低く流//
N2724MF| 作品情報| 短編| 宇宙〔SF〕
「あっ!」  おれは思わず声を上げた。  自宅のリビング。食卓の椅子に腰掛け、ぼんやりとテレビを眺めていた、そのときだった。突如として頭の奥で栓が抜けたような、ある種の爽快感が走った。鈍く張り詰めていた膜が裂け、そこか//
N2706MF| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 今日は、コウタくんと一緒に隣町の映画館に行くんだ。  駅の改札で待ち合わせればいいのに、わざわざコウタくんの家まで迎えに行かなきゃいけないんだ。  面倒くさいけど、仕方がないんだ。  だって、コウタくんはみんなよりちょ//
N2690MF| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
 ん、はーい。どうぞー。お足元にお気をつけください。  どちらまで? ……はーい、かしこまりました。  ふうー……おっ、雨かな? 外、降っていました? 少し? ああ、やっぱり。いやー、タクシー運転手って雨が嫌いなんですよ//
N8238ME| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 ぼくの日よう日  一年一くみ 小林けんた  この前の日よう日は、とてもいい天気でした。空はまっ青で、くもはわたあめみたいにふわふわしていました。風もやさしくて、木のはっぱがさらさらと音をたてていました。ぼくはなんだか//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ