- あらすじ
- 嘘には、たいてい、庇いたい誰かがいる。
戴冠式の前の晩、幼い王太子の後見役だった王弟が、何者かに刺し殺された。濡れ衣を着せられたのは、その夜に衣装を届けに上がっていた仕立て師リネット。処刑までの猶予は、わずか数日。
リネットには、たった一つの取り柄がある。布の縒り、古傷、声のかすれ――人が隠したものが、見えてしまうのだ。だから彼女は、証言を一枚ずつ辿るうちに気づいてしまう。この事件に関わる誰もが、嘘をついている。しかもその嘘は、保身ではなく――誰かを、守るための嘘だった。
幼子を庇う侍女。国を庇う宰相。母を庇う針子。そして、采寸で一度だけ言葉を交わしただけの“無名の貴公子”が、なぜか「自分が刺した」と名乗り出ている。
わたくしのために嘘をついてくれる人なんて、いるはずがないのに――。
これは犯人探しではない。誰が、誰のために嘘をついたのかを、縫い解く物語。落ちぶれ令嬢が針と機知で王家の嘘をほどき、最後に見つけるのは、自分を生かすためにつかれた、たった一つの嘘。切なくて、あたたかい、純愛の物語。 - 本文へのAI利用
-
AI生成物を下書きや素材として本文の創作に間接的に利用している(単なる誤字修正やアイデア出しは除く)
- Nコード
- N4889MK
- 作者名
- 相川ことね
- キーワード
- 異世界転生 女主人公 ハッピーエンド ミステリー 没落令嬢 ざまぁ 溺愛 専門職 仕立て師 濡れ衣 隠し王族 自己犠牲 後悔 謎解き 切ない
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 07月03日 21時00分
- 最新掲載日
- 2026年 07月08日 21時00分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 1件
- 総合評価
- 2pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 24,421文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
処刑まで、あと三日。仕立て師のわたくしがほどく嘘は、どれも誰かを愛した証でした 〜五つ目の嘘だけは、わたくしを生かすために、つかれていた〜
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N9711ML|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
海運で栄えるレスリア王国の外務を握るヴェスパー侯爵家に、「挨拶もできない木偶」と侮られる令嬢がいた。ノーラ。だが隣国との条約も、往復の親書も、使節の応対も、六年、彼女が一人で訳し、下交渉してきた。社交で世辞が言えないだけ//
N4239ML|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
国境の穀倉領を治めるローエンフェルト伯爵家に、「出来損ない」と呼ばれる令嬢がいた。アルマ。だが徴税も、備蓄も、灌漑の水番も、国境守備隊への糧食手配も、七年、彼女が一人で回してきた。姉ジゼルが功績を横取りし、無能の噂を流し//
N1568MK|
作品情報|
連載(全13エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
世の中には、誰のおかげで続いているのか、本人も気づかない「当たり前」がある。王太子アロイスの健やかな朝も、その一つだった――それを毎朝つくっていたのが、婚約者で宮廷薬師のセレナだと、誰も知らないまま。
セレナの腕は、//
N4242ML|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
毒と薬を分けるのは、匙一杯。同じ草が、匙の加減ひとつで人を殺しもし、人を生かしもする。それを毎朝たしかめていたのが、男爵令嬢で薬師のリーゼだと、プレルの町の誰も知らなかった。
「毒草いじりの出来損ない」と嗤われながら、//
N4243ML|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
布は、着た人を覚えている。どんなに澄まして着飾っても、脇の縫い目ひとつが、その人の隠したいものを全部白状してしまうのだ。
没落したファルネ子爵家の針子令嬢エレナは、毎晩の運針と千の覚え書きで、王家御用の礼装を縫ってきた//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。