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僕は君のパパになれない―傷跡に触れた夜から、世界が明けるまで

作者:稲荷穂稀
最終エピソード掲載日:2026/09/09
津久葉 榛子は実の母から虐待を受けた。唯一の味方だったはずの「パパ」はやがて別の妻を見繕い家から出て行き、見捨てられてしまう。愛着の傷を抱えた彼女は誰も信じられない。そのくせ誰かの一番になりたくて奇行を繰り返した。誰も自分を愛さないという確信と並行しながら誰かに愛されたかった。
一方、高端 悠樹は、榛子と似た挙動の不安型愛着の妹を、自殺という形で失っていた。その自殺を阻止できなかったのは自分のせいだという自責を抱える。やがてそのふたりは巡り会う。
榛子は悠樹に父を求め、悠樹は榛子に妹を求めた。だがその歪な関係はやがて傷の露呈と光によって崩れていく。
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