追放された貧乏伯爵家の在庫係、余り物に触れると『次の持ち主』が見えるので倉庫から領地を救います
最新エピソード掲載日:2026/05/05
貧乏伯爵家の倉庫を守ってきた在庫係ミラは、『余り物を捨てられない無能』として追放される。餞別に渡されたのは、廃棄予定のガラクタだけ。けれどミラが品物に触れた瞬間、その物が次に救うはずの持ち主と生活の場面が見えた。余っていたのではない。まだ届いていなかっただけだ。古い保存瓶は夜薬へ、破れた毛布は孤児院へ、壊れた歯車は水車へ。捨てられた在庫係が、倉庫の余剰品を正しい人へ返しながら、領地の物流と生活を一つずつ立て直していく、地味職内政ファンタジー。
ep.1 余り物ではなく、まだ届いていないだけです
2026/04/29 23:10
古毛布七枚は、冬支度の未受領です
2026/04/30 23:10
水車の欠け歯車は、明日のパンです
2026/05/01 20:10
名札のない麦袋は、焼き場番の名前です
2026/05/01 22:10
荷運び少年の空白賃金札
2026/05/02 19:10
帰れなかった人たちの黒荷印
2026/05/02 22:10
売却帳簿の欠けた麦穂印
2026/05/03 12:10
追放者携行余剰品の処理済み行
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返還倉庫予定地は商会保管庫ではありません
2026/05/04 12:10
返還不要職能印の保管箱
2026/05/04 20:10
公式余剰回収令には、誰の朝も書かれていません
2026/05/05 12:10