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恋愛系

空白の向こうで待ち合わせ

最終エピソード掲載日:2026/10/15
ウェブ制作会社で実装を担当して七年目、相良帆乃香、二十九歳。
生成AIの導入で制作の仕事は減り、同僚たちが新しい役割へ移っていくなか、彼女の予定表だけが空白のままだった。

「駅まで、歩きます?」

声をかけてきたのは、中途入社の営業企画・瀬尾律。
会議で曖昧なところを拾っていく彼を、冷たい人だと思っていた。
けれど一緒に駅まで歩いた十五分から、昼食に、映画に、夕食にと、空白だった予定に少しずつ彼の名前が入っていく。

積み上げてきた技術は、もう役に立たないのか。
仕事の不安をそのまま抱えて、ときにはぶつかりながら、二人は話すことをやめない。

居場所を見失いかけた女性が、自分の歩幅で次の仕事と恋を見つけていく、現代お仕事恋愛短編。
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