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それもダイバーシティ《K大軽音部のカオス》

作者:ゆーしんけん
最新エピソード掲載日:2026/10/23
高校生のときに帰宅部だったアキラは、文化祭で軽音部が脚光を浴びるのを見て羨んでいた。晴れてK大に入学すると真っ先に軽音部の扉を叩く。部室で出会ったのは爆音ギターを弾きまくる二年生のキョーイチと、金髪ロングの魅力的なルックスながら男勝りな性格のメグだった。部室はまるで七〇年代のウッドストックを彷彿とさせる空気を醸し出しており、J―POPのように洗練された音楽に憧れているアキラは当てが外れた。しかし新歓イベントに連れて行かれて軽音部の人気バンド「キックバックス」のステージを目の当たりにすると、自分の中で七〇年代・八十年代の泥くさいロックを聴いて熱くなる魂があることに気づく。
 軽音部に入部したものの、二年生はメグとキョーイチに加えてさらに個性的で問題児のドラモリしかおらず、個人プレイばかりするため未だにバンドを組めないでいることがわかった。中心的存在のメグはアキラを恋仕掛けでその気にさせて、ベースを学ばせるため大阪に送り込む。大阪のギターショップを訪れたアキラは年上の女性店員・ユウからベースを教わる。しかもメグからの依頼でユウの自宅に居候しながら通う羽目になった。一つ屋根の下で暮らすうちに距離が縮まると、アキラはユウから思いも寄らない秘密を打ち明けられた。
K大軽音部に戻るとメグを中心に二年生・一年生による合同バンドが始動したのも束の間、キョーイチのアパートを訪ねたアキラはメグと鉢合わせしてしまい思わずその場を飛び出した。傷心のまま再び大阪に逃避行したもののユウにどんな顔で会えばよいのか悩んでいるとギャルママのマリと出会う。ギターショップをよく知っているというマリから車に乗せてもらい、ユウと再会するのだが、ユウの「どん底時代」を知ることとなる。頼りのユウから泊めてもらえず、ギターショップの男性店員・ダンと居酒屋で過ごす。そこでマスターが弾き語る歌を聴いて立ち直ることが出来たアキラは、再びK大軽音部に戻った。
メグからキョーイチとの関係について真相を話されたアキラ。さらにキョーイチからも人知れぬ悩みを打ち明けられる。アキラもまた自分が本当にやりたいことを訴えた。本音を吐き出し合った三人は「音楽」に集中しようと覚悟を決めて新たなバンドを再スタートさせる。K大サマーフェスで対バンする相手は憧れていた先輩バンド「キックバックス」だ。
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