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師匠の小説は神作です。なのに私だけ人気が出ました

作者:まる助
最新エピソード掲載日:2026/05/06
【一行あらすじ】師匠の小説に救われて書き始めた弟子が、なぜか自分だけ人気者になり、喜びきれないまま受け取ったものを返そうとする話。

【全体あらすじ】小説投稿サイトを読むことが、ほとんど呼吸になっている女子大学生・七瀬ユイ(ペンネーム)。

ある日、ユイはランキング外の長編小説に出会う。

読みにくい。
導入は重い。
恋愛要素もなかなか出ない。

それなのに、一度閉じても三十秒後にはまた開いてしまう。

作者は、まる助。
読者に優しい作品ではない。けれど、世界の作り方も、削る言葉の選び方も、物語に込められた熱も本物だった。

この人に、教わりたい。

そう思ったユイは、二千八百字の感想を送る。
返ってきたのは、たった二行。

「書くなら短い話を一本出してみてください」

その言葉で、ユイは初めて小説を書き始める。

師匠の助言をもとに異世界恋愛を書いてみると、なぜかユイの作品だけが読まれ始めた。

感想が増える。
ブックマークが増える。
ランキングに名前が載る。

うれしい。
ありがたい。
もっと書きたい。

けれど、ユイは手放しで喜べない。

自分をここまで書けるようにしてくれた師匠の作品は、今も静かなままだったから。

読まれることと、深く届くことは同じではない。
人気が出た弟子と、埋もれたままの師匠。

その差に悩みながらも、ユイは少しずつ気づいていく。

自分もまた、誰かに書くきっかけを渡していること。
そして、まる助から受け取ったものを、今度は自分の言葉で返したいということ。

人気者になってしまった弟子は、尊敬する師匠の前で迷いながら、それでも書き続ける。
いつか、あの二行から始まった全部を、ちゃんと返すために。
第1章 この人に教わりたい
第2章 読まれてしまった
第3章 うれしいのに、喜びきれない
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