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HEAVEN

最終エピソード掲載日:2026/09/18
夏の終わり、青年・悠真は、幼い頃からずっと一緒だった少女・陽菜と最後の夏を過ごしていた。

病を抱える陽菜は、自分の死が近いことを知っている。それでも悲しそうな顔を見せまいと、悠真の前ではいつも笑っていた。

「もし生まれ変わったら、また同じ場所で会えるかな」

そう尋ねる陽菜に、悠真は約束する。

「絶対に見つける。今度も俺が照らしてやるよ」

やがて陽菜はこの世を去る。

それから十数年。大人になった悠真は、忘れられない夏の記憶を抱えたまま故郷へ戻る。そこで彼は、陽菜によく似た一人の少女と出会う。

彼女は陽菜ではない。

けれど、陽菜しか知らないはずの場所や仕草、言葉をなぜか知っていた。

「私が、その人の生まれ変わりだったら……嫌?」

その問いをきっかけに、悠真は「もう一度陽菜に会いたい」という自分の願いと向き合うことになる。

失った人を取り戻すのか。

それとも、その人と過ごした時間を胸に抱えたまま、これからの人生を歩いていくのか。

夏の記憶を辿る中で、悠真はようやく気づく。

陽菜との出会いが自分の人生に意味を与えたのなら、その意味は陽菜がいなくなったことで消えるものではない。

愛した人から受け取った光を、今度は自分が誰かへ渡していく。

そして悠真は、あの日の約束を胸に、もう一度自分の人生を歩き始める。

――君が枯れないように照らしたかった。

けれど本当は、君がくれた光で、僕自身もここまで歩いてこられたのだ。
焼けたアスファルト
2026/09/17 00:38 (改)
きみのために伸ばした髪
2026/09/17 00:43 (改)
色褪せた世界で
2026/09/17 00:51
このまま二人で
2026/09/17 20:16 (改)
太陽
2026/09/17 21:23 (改)
同じ場所
2026/09/17 21:43
君がいる時代
2026/09/18 05:06
太陽になって
2026/09/18 05:22
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