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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

シリーズ【カノン・オブ・ジ・オラクルズ・クロニクルズ】

マリアナの女神と補給兵――硝煙の魔法と起源の魔人――

作者:月立淳水
最終エピソード掲載日:2026/05/07
荒廃した惑星マリアナ。

戦乱の続く地表で、補給兵アルフレッドの前に現れたのは、見たこともない白い制服に身を包んだ少女。

神経拡張兵「ウィザード」の一人である彼女の脱走を助け硝煙の匂い漂う逃亡の旅に出た彼らを、幾度となく襲う悲劇。

そして彼女はやがて女神として目覚める――


知能機械と全知の力『オラクル』をめぐる壮大な三部作の第二章。

★★★★★

☑️前作「魔法と魔人と王女様」
 全六編、各7章構成
✅️本作、全3編、各七章構成
知能機械のルーツに隠された悲劇に迫る、前作から800年前の起源譚
☑️第三作、全2編、全人類を見守る魔人の誕生に寄り添う、円環を閉じる400年前の"つなぐ"完結編

★★★★★


 それは、人知を超えた、新たなる力の産声。
 あるいは、硝煙と血にまみれた、希望の孵化。

『やめ――!』

 補給兵の悲痛な叫び声に、二発の銃声が重なる。
 倒れる二つの影を一瞥もせず、その瞳に冷たい光をたたえた魔法使いは次の目標に銃口を向ける。
 身を盾にしてでも――そう思う補給兵の体は、恐怖と絶望に、動かない。

 それが、希望の誕生の瞬間だった。

 しかし――。
 彼女にあったのは、ありふれた物語だった。
 どこにでもある悲劇だった。
 奪われた空の下で地を這いずり、ただ生きるためだけに泥をすする者たち。
 生きる意味を求め、死を思う、からっぽな生き物。

 血にまみれながら、魔法使いは、道を拓いた。
 人々の希望と絶望を虹色のカーテンに見ながら、未来の虚像へ向けて、そっと弾丸を乗せる。
 彼女はそれだけで、自らの未来を切り開く。
 いつか、全人類の未来を切り開く日に向けて。

 それは、時を経て人類を導く神々がそこに宿り――神々自身が消去した記録。
 だから私は、心に落とすことにした。歴史の証拠としてではなく、二人の心あるヒトの物語として。

 ……では語ろうか。まずは、彼らを地上に縫い付けている、空から見下ろす者たちの物語から――
第一部 マリアナの女神と補給兵
第二部 マリアナの女神と補給兵 Ⅱ
第二章 量子の魔人(1)
2026/03/19 12:10
第二章 量子の魔人(2)
2026/03/20 12:10
第三章 出撃(2)
2026/03/25 12:10
第三章 出撃(3)
2026/03/26 12:10
マリアナの女神と補給兵Ⅲ
第六章 真の支配者(2)
2026/05/05 12:10
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本作は三部作の「第2作」です。

第1作、第3作をお読みいただけるとより作品世界を楽しめます。

■第1作
魔法と魔人と王女様
本作の八百年後。ボーイミーツガールから始まる、王女と高校生の冒険! やがて、宇宙千年史に隠された、全知の知能機械・ジーニー、奇跡の反重力システム・マジック、星界を繋ぐ超光速航行技術・カノンの謎へたどり着きます。


■第2作
マリアナの女神と補給兵
本作。荒廃し見捨てられつつある、惑星マリアナ。戦乱の混乱の中、一人の補給兵が出会った少女は、死を恐れながら戦う女神だった。全知の力はどこから始まったのか。「最初の二人の魔人」とは。千年に渡る罪と絆の原風景。

■第3作
魔法と魔人と王女様:プリンセス・リーザ; The Seventh
本作の四百年後。政治と宗教の間で泳ぐ第七位の王女と、千年を生きる不死の伝説。譲れない信念のぶつかり合い、そして、裏切り裏切られる一人の科学者。やがてたどり着く歴史の真実、彼女が四百年後に繋いだものとは――ここから魔法は始まった
+注意+

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