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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

時空の三連星 第5章

作者:bob-makkei
最終エピソード掲載日:2026/06/05
       第5章:至高の血脈と安住の時空(あらすじ)
カイルとガイがそれぞれアオイとハルの伴侶となってから一年の月日が流れた。夫たちから緊張感は消え去り、妻たちもまた、夫へ深い愛と礼節を敷く、穏やかな日常がサブライム家には根付いていた。そんな中、長女アオイが最初に新しい命を身ごもる。決死の覚悟で挑んだアオイを支えるた春に因んで『サクラ』と命名された初孫を祝い、次女ハルにも待望の兆しが訪れるが、かつて駿との闘争で覚醒したハルの肉体には、胎児の成長と共に過酷な高負荷がのしかかる。ハルが気を失うほどの難産に対し、今度はシズが陣頭指揮を執り、困難を極める分娩と治療解析を担当。魔王の娘リリス(リリ)が強治癒魔法と身の回りの世話で支え、二人目の女の子が誕生。ムズがる瞬間にその眼を一瞬だけ発光させるという凄まじい神域の資質を持つその子を、シズは『ミコ(神子)』と名付けた。これまで一族の序列を守るため厳格に『リリス』と呼ばれていた魔王の娘には、「シエルの子を懐妊したその時に、親しみを込めてリリと呼び、シズを本当の母様と呼ばせる」という未来の約束が授けられるのだった。アオイが授乳できるまで回復し、屋敷の危機を救ったのはリリスの爆発的な活躍だった。シズも一目置く。さらにリリスは、カイルとガイが妻たちと抱擁し合える時間と余白まで計算して動いていた。その献身に応えるように、シエルとリリスは夜の調律で深い命の対話を重ね、ついにリリスは念願の懐妊を果たす。一同から親しみを込めて『リリ』と迎え入れられた彼女は、真の家族となった。リリの懐妊と、彼女の背後にある駿の絶対的な思念の恐怖を悟った魔王は、現世との完全和解と永久友好関係を受諾。しかし、三つの至高の因果(サクラ、ミコ、そしてリリの胎内の命)が揃ったサブライム家の総魔気量は、もはや現世の次元許容量を遙かにオーバーヒートさせていた。一族の結束を以て、シズたちは新たな希望に向けて、誰にも邪魔されない「安住の時空」へと旅立つことを決意する。現世を離れる一族を、時空を栽いて届く駿の温かい『思念(絶対的守護結界)』が優しく包み込む。現世の因果も魔界の闘争も届かない新世界で、シズの隣には、確かに駿の思念が遍在していた。至高の血脈は、永遠の絆と共に、この安住の地でどこまでも美しく紡がれていく。
《完結》              
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