調和の守護者 リリィ&コピ第五部
最新エピソード掲載日:2026/08/31
北方高原で季節水の流れを現地へ引き継いだリリィたちは、東の乾燥平原から届いた短い通信を受け取る。
「風車が、風のない夜に回り続けている」
向かった先は、砂と乾いた土に囲まれた風待ち村アラム。
そこでは、風が吹いていないにもかかわらず、一本の風車だけが夜通し回り続けていた。さらに、使われなくなった乾き井戸の蓋が下から押し上げられ、村の南側では砂地が円形に沈み始める。
原因は、風車そのものではなかった。
村の地下には、かつて「風の道」と呼ばれた古い通気路が残されていた。地面の下を流れるぬるい空気、砂を動かす上昇流、温かくなった井戸水、火を使ってはいけないという古い警告。
風を閉じれば、別の場所から噴き出す。
風を逃がせば、風車が暴走する。
砂を止めれば、地面の下に熱がこもる。
リリィたちは、風待ち村の記録係ラサ、地下の風を知る少年ナジ、そして記録から消えていた風の道の守り手たちとともに、乾燥平原の地下で何が起きているのかを追っていく。
水の次は、風。
けれど、それはただの風ではない。
砂、熱、井戸、風車、地下空洞。
見えない空気の流れを読み違えれば、村そのものが沈み、乾いた平原に熱と砂塵が吹き上がる。
第五部では、乾燥平原を舞台に、「風を止める」のではなく、「風の逃げ道を取り戻す」ための巡回が始まる。
「風車が、風のない夜に回り続けている」
向かった先は、砂と乾いた土に囲まれた風待ち村アラム。
そこでは、風が吹いていないにもかかわらず、一本の風車だけが夜通し回り続けていた。さらに、使われなくなった乾き井戸の蓋が下から押し上げられ、村の南側では砂地が円形に沈み始める。
原因は、風車そのものではなかった。
村の地下には、かつて「風の道」と呼ばれた古い通気路が残されていた。地面の下を流れるぬるい空気、砂を動かす上昇流、温かくなった井戸水、火を使ってはいけないという古い警告。
風を閉じれば、別の場所から噴き出す。
風を逃がせば、風車が暴走する。
砂を止めれば、地面の下に熱がこもる。
リリィたちは、風待ち村の記録係ラサ、地下の風を知る少年ナジ、そして記録から消えていた風の道の守り手たちとともに、乾燥平原の地下で何が起きているのかを追っていく。
水の次は、風。
けれど、それはただの風ではない。
砂、熱、井戸、風車、地下空洞。
見えない空気の流れを読み違えれば、村そのものが沈み、乾いた平原に熱と砂塵が吹き上がる。
第五部では、乾燥平原を舞台に、「風を止める」のではなく、「風の逃げ道を取り戻す」ための巡回が始まる。
第126話 風のない夜に回る風車
2026/08/13 15:35
第127話 砂の下で鳴る穴
2026/08/14 15:13
第128話 風の道をふさいだ砂袋
2026/08/15 13:21
第129話 砂を落とす穴
2026/08/16 13:36
第130話 砂丘の腹を押さえる布
2026/08/17 12:23
第131話 井戸を冷やす風
2026/08/18 13:41
第132話 北風の眠り穴
2026/08/19 13:06
第133話 風守りの地下室
2026/08/20 12:59
第134話 逆に回る風車
2026/08/21 12:39
第135話 飛ばされる台帳
2026/08/22 13:07
第136話 灰を受ける穴
2026/08/23 13:08
第137話 西風を重くする
2026/08/24 14:07
第138話 東風を細める
2026/08/25 15:01
第139話 眠る種を起こさずに
2026/08/26 13:23
第140話 風ではなく、石を呼べ
2026/08/27 13:16
第141話 南穴の下で鳴らない石
2026/08/28 13:50
第142話 砂袋の奥で鳴るもの
2026/08/29 13:44
第143話 井戸の底で眠る濁り
2026/08/30 15:37
第144話 湿った眠り布
2026/08/31 14:21