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みんぱくの小さな迷宮案内人~忘れられた宝物と、学芸員補の展示日誌~

作者:明石竜
最新エピソード掲載日:2026/11/03
 大阪・万博記念公園にある国立民族学博物館、通称「みんぱく」。そこで学芸員補として働く小宮ほのかは、研究者になる夢を諦めた24歳の契約職員。「私は補助役なので」が口癖の彼女には、博物館の膨大な展示品の配置をほとんど記憶しているという、ちょっと変わった特技があった。ある夜、閉館後の展示室で誰も叩いていない太鼓が突然鳴り響く。さらに、猫とも犬ともつかない不思議な小さな影が現れた。ほのかが「タビ」と名づけたその影との出会いをきっかけに、博物館では奇妙な出来事が続き始める。ひとりでに向きを変える仮面、誰も触れていない婚礼衣装から聞こえる鈴の音……。合理主義者の研究員・九条智之とともに謎を追うほのかは、展示品の向こうに、かつてそれを使っていた人々の暮らしや願いがあることに気づいていく。そして、不思議な出来事は、博物館に眠る忘れられた記録へとつながっていく――。世界の文化と、人々の記憶をめぐる、少し不思議で心温まる博物館お仕事ファンタジー。
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