表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

八月三十二日のラジオ 〜夏休みが終わらない町で、十年前に消えた子どもたちの声が聞こえる〜

作者:虎野屋
最新エピソード掲載日:2026/07/13
1988年、夏休み最後の日。
小学六年生の佐伯ユウタは、幼なじみのミナが明日東京へ引っ越すことを、受け入れられずにいた。秘密基地は取り壊される。来年からは中学生。今のままでは、もういられない。
「明日なんか来なければいいのに」

その夜、町内放送から聞いたことのない声が流れる。

——こちら、八月三十二日。まだ起きている子は、ラジオをつけてください。

翌朝、9月1日は来なかった。
新聞の日付は「8月32日」。大人たちは昨日と同じ一日を繰り返し、町の外へ向かう道は、必ず同じ場所へ戻ってくる。異変に気づいているのは、子どもたちだけ。
やがて古いラジカセから、10年前に失踪した子どもたちの声が聞こえはじめる。夕暮れの通りには、盆踊りの音頭とともに、提灯を下げた「何か」の行列が。

彼らはどこへ消えたのか。なぜ町は事件を忘れたのか。
そして——終わらない夏を終わらせるには、何を手放さなければならないのか。

これは、9月1日を取り戻すために、少年少女たちが町の隠した秘密と、自分自身の「終わってほしくない」という願いに挑む物語。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ