↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

「世紀末のテラへ愛をこめて」

最新エピソード掲載日:2026/03/06
 これは、世界が静かに終わっていく物語です。
 噛まれたら終わり。
 そう言われていた時代は、まだ牧歌的でした。
 この物語に出てくるのは、もっと質の悪い“ゾンビ”です。
 死なない。
 腐りきらない。
 走って追ってくるだけでなく、匂いを選び、仲間を選び、獲物を選びます。
 気がついたときには、街はもう“群れ”のものになっていました。
 誰かがヒーローの顔をしてショットガンをぶっ放してくれることもない。
 勇気や愛や友情でどうにかなる段階は、とっくに通り過ぎています。
 地球はほぼ落ちました。
 月に逃げた人類は、薄いドームの下で、ひたすら「自分はまだ人間だ」と言い聞かせながら暮らしています。
 けれど、地球に残された“群れ”は、ただの屍の集まりではありません。
 彼らには彼らなりの秩序があり、においがあり、ルールがあります。
 この物語は、そんな世界で生き残ってしまった人たちと、
 生き残るために“人であること”をどこまで削り取るかを、延々と突き付けられる人たちの話です。
 ハッピーエンドは保証されません。
 救済も、きれいなカタルシスも、おそらくありません。
 あるのは、じわじわと逃げ場を失っていく感覚と、
 それでも今日一日だけは噛まれずに済んだ、という小さな安堵だけです。
 ゾンビが好きな人には、いつもより少し“しつこくて、タチの悪い”終末を。
 未来なんて信じられない人には、「ああ、やっぱりこうなるよね」と肩をすくめたくなる世界を。
 そんなつもりで書いたディストピア物語だと思います。
 どうぞ、ページを開いたら最後まで戻らずに、終わりまで付き合ってやってください。
 終わり方が気に入るかどうかは、読んだあなたのOS(オペレーションシステム)次第、ということで。
第五話 巣の女
2025/12/09 08:00
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。