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塩対応の生徒会長を振ってしまい、お仕置きされた件について 〜ただし、彼女の「ボソッと外国語デレ」は、帰国子女の俺にすべてバレている〜

作者:夜名
最新エピソード掲載日:2026/11/01
高校2年の春。
主人公・高橋 陸(たかはし りく)は、新クラスの席順表を見て言葉を失った。
隣の席に座っていたのは、全校生徒から「氷の女王」と恐れられ、誰もが遠くから眺めることしかできない高嶺の花――生徒会長の白川・エリザベス・結衣だった。
地味に平穏な高校生活を送りたい陸にとって、彼女の存在はあまりにも眩しすぎる。しかし、授業中に彼女から回ってきたメモ用紙には、予想外の文字が書かれていた。
«Κοιτάξτε με» (私を見なさいよ)
――それは、流麗なギリシャ語だった。
実は陸は、幼少期をアテネで過ごした「隠れ帰国子女」。周囲には秘密にしていたが、結衣が恥ずかしさのあまり呟く外国語の独り言やデレた本音を、彼は100%完璧に理解してしまっていたのだ。
「私と付き合いなさい!」
ある放課後、生徒会室へ連行された結衣から、顔を真っ赤にしながら直球の告白を受ける陸。しかし、あまりの高嶺の花っぷりに「自分なんかと釣り合うはずがない、きっと何かの罰ゲームだ」とパニックを起こした陸は、その告白を勢いで盛大に振ってしまう。
その瞬間、結衣のプライドは音を立てて崩れ落ちた。
大粒の涙を浮かべた彼女は、悔しさと恥ずかしさからこう宣言する。
「私を振ったこと、絶対に後悔させてあげる! 明日から毎日、この生徒会室で私からの『厳しいお仕置き』を受けてもらうわ……っ!」
そして、背中を向けた彼女が震えながら零したギリシャ語――。
«Θεέ μου... γιατί είμαι τόσο άχρηστη...; Τον αγαπάω τόσο πολύ...»
(神様……どうして私はこんなにダメなんだろう……。こんなにも、大好きなのに……)
その本音をすべて聞いてしまった陸は、冷や汗をダラダラ流しながらも、彼女の不器用でピュアな想いに気付いてしまう。
生徒会長としての「塩対応」と、隣の席で見せる「ギリシャ語の激甘デレ」。
写真部としての活動や、静かな幼馴染・栞の存在、そして夏祭りの夜に訪れる運命のすれ違いと秘密の暴露――。
ポンコツで可愛い氷の女王と、秘密を抱えた隠れ帰国子女の男子が織りなす、最高に甘酸っぱくて胸がキュンとする青春ラブコメディ!
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