↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

竜の子ら

作者:megu
最新エピソード掲載日:2026/11/02
初勝利まで、あと少し。先頭に出た相棒が、よそ見をした。

二十一歳の女性騎手リーデは、いまだ未勝利。相棒のイステルは、食堂の女主人が買った赤茶の竜だ。次も乗っていいとは、まだ言ってもらえていない。別の騎手なら、もっと早く勝たせられるかもしれない。

「イステルが初めて勝つときに、私が乗っていたい」

名門育ちの同期は、練習には付き合ってくれる。本番では、少しも譲らない。その黒い竜は、かつて戦争で伝説になった竜の孫だった。

一着を欲しがるのは、騎手だけではない。店の窯を直したい竜主、引退した竜を養う調教師、若い二頭を手放したくない育成者。賭けた金を失った男も、負けた日の記事を書く記者も、同じ食堂へ顔を出す。

目指すのは、四歳の竜だけが出られる秋冠賞。イステルには今年しかない。まず一勝。そこから、十二頭の出走枠を争わなくてはならない。

小さな厩舎から、海の向こうの競走場へ。やがて若い竜の背で、かつての相棒の仔と競う日が来る。
先頭の向こう
2026/10/27 20:00
冷める前に
2026/10/27 20:10
私のいない一周
2026/10/27 20:20
売った人
2026/10/28 20:00
先に謝らないで
2026/10/29 20:00
窓際の席
2026/10/30 20:00
紙の中の竜
2026/10/31 20:00
閉じていく空
2026/11/01 20:00
三着の息
2026/11/02 20:00
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。