ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

迷い人

短編
あらすじ
「よし……と、ふーっ」
「お帰りですか?」

「あ、はい、どうも……」
「朝食は召し上がりましたか?」

「ええ……あ、ポテトサラダが特に美味しかったです」
「それはよかった。この町で採れた野菜でこしらえたものなんですよ」

「へえ、ははは……いやあ、安いし思ったよりも、あ、いや、最高でしたね」
「それは何よりです」

 荷物を抱えて部屋を出たところで声をかけられたので少し驚いた。まあ、さすがに偶然だろう。従業員は軽く会釈すると、静かに廊下の角へ消えていった。
 それにしてもラッキーだった。宿泊費は格安、追加の食事代も驚くほど安い。泊まる前は警戒していたが、結局何も怪しいことは起こらなかった。まあ今のご時世、過激な布教活動なんてそうそうできるものじゃないのだろう。
 ここならまた利用してもいいかもしれない。なんて名前の宗教だったかは忘れたが、この宿泊施設を。
Nコード
N7918LD
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2025年 10月07日 11時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
10pt
評価ポイント
10pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
4,500文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N1538MD| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
 むかしむかし、酒好きの与作という男がいた。とんだ甲斐性なしで、『貯え』という言葉を知らない。金が入ればその日のうちに酒に替え、翌朝には懐も記憶もすっからかん――そんな日々を飽きもせず繰り返している、どうしようもない男だ//
N1516MD| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「あら、どうもー!」 「あら、おはようございますぅ。相変わらずお綺麗にして……また整形ですか?」 「そうなんですよお、鼻にペニスの骨を埋め込んで……って、そんなわけないでしょ! ブス! あはは!」  なんだ。 「お//
N1502MD| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 朝。布団から体を起こした、その瞬間だった。  ふと違和感を覚え、おれは目を細めて部屋を見渡した。寝起きで視界はぼやけていたが、その正体にはすぐに気づいた。  ランプが……点いている。  この部屋の壁には、妙なスイッ//
N1497MD| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「次の者ー。……はい、次の者ー。はい、次ー」 「はあ……」  とある昼下がり。柔らかな日差しが石畳を照らし、町の広場にはどこか浮き足立ったざわめきが満ちていた。その中心で、今日も今日とて王子は側近を従え、背もたれの高い//
N1494MD| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「――せません!」 「――るんだ!」  怒声と喉の奥で擦り切れたような叫びが、隣の部屋との仕切り――カーテンの向こうから断続的に届いてくる。  何度も繰り返される同じ言葉は、おれの脳を削ぎ、時間の感覚を濁らせていくか//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ