- あらすじ
- 伯爵令嬢エステルは、隣国生まれの母を持つというだけで「あちらの血」と囁かれて育った。
年明けの拝賀の席。宰相補レムケが、隣国へ内情を流した咎で彼女を告発する。証拠として積まれた文の束。婚約者のダミアンまでもが、父の隣で彼女を切り捨てた。
エステルは泣かず、ただ一言だけ願い出る。「その文を、この場で検分くださいませ」。封蝋に捺されていたのは、三年前の紋章改めで王家へ返上された、いまは亡き旧い紋——捺せる者は、返上の前に型を写した者だけである。
御前で崩れたのは、彼女ではなく告発の側だった。受領簿を抱えて駆けつけた文書院の院長ニクラスが、真っ先に彼女の隣に立つ。仕組んだ筆は、爵位ごと沈む。 - Nコード
- N5349MP
- 作者名
- 月城リコリス
- キーワード
- 女主人公 西洋 ハッピーエンド ざまぁ 婚約破棄 令嬢 冤罪 密書
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 08月14日 19時55分
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- 文字数
- 7,090文字
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わたくしを間者に仕立てた偽の密書、お書きになった御方には牢へ入っていただきます
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