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『愛を知らぬ女だ』と婚約破棄なさった王太子殿下、あなたの恋文は十年、ぜんぶわたくしの代筆です

短編
あらすじ
公爵令嬢イリスベルは十のとしから、婚約者クレメンス殿下が想い人の令嬢たちへ贈る甘い手紙を、ひそかにしたためてきた。令嬢を三人恋に落とし「筆の君」と呼ばれたその言葉は、一字残らず彼女のものである。

夜会の晩、殿下は新しい想い人セレットを横に立たせて仰った。「お前の字は便利だが、心は要らぬ」。イリスベルは一礼し、その夜かぎりで筆を置く。

ほどなく殿下の恋は続かなくなった。セレットが首をかしげる——手紙のあの方は、どこにいらっしゃるの。自分の言葉を持たない男が青ざめるころ、飾らない言葉で話す近衛のガーヴィンが扉を叩く。あなた自身の話が聞きたい、と。

次に生まれる言葉は、彼女だけのものである。
Nコード
N2989MP
作者名
月城リコリス
キーワード
女主人公 ざまぁ ハッピーエンド 婚約破棄 王太子 公爵令嬢 西洋 恋文
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 08月12日 19時08分
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文字数
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