- あらすじ
- 「スズラン、貴様との婚約を破棄する!」
王太子のきどった宣言に、落ちこぼれ聖女のわたしは、食い気味に即答した。
「謹んで、お受けいたします」
——え、早くない? とざわめく大広間。けれど、わたしの心のなかは、お祭りだった。(ただ働き、終了ーーー!!)
教会で十年、無給でこき使われた「燭台級」の聖女。わたしの祈りは、光でぱっと治すみんなとは違って、遅い。遅いけれど、二度とぶり返さない。そんな「規格外」の力を、教会は「使えない」と切り捨てた。
追放された先は、触れた相手を凍らせる呪いを持つ辺境伯・ジークヴァルドのもと。氷の領主と恐れられる彼の呪いを、わたしの遅くて確かな祈りで、一年かけて、ゆっくり溶かすことになった。
褒美にもらった裏山で、神社を開業。お守りのお代は、銅貨5枚。「祈りの値段は、祈った人の一食分。それ以上いただくと、祈りが商品になっちゃうんです」——立派な信条を語ったそばから、売上を数えてにんまり。強気の口上と、かわいすぎる値付けのギャップで、辺境の民に、じわじわ愛されていく。
そして氷の辺境伯は、なぜか三日にあげず山へ通い、金貨を貢いでは「銅貨5枚です!」と突き返される日々。「あれはもう、通い婚では?」と町じゅうが噂するけれど、当の本人と、恋にだけは絶望的に鈍いわたしは、まるで気づかない。
——銅貨5枚のお守りが、じつは国を守っていたと。わたしを捨てたあの人たちが、まだ知らないころの、お話です。
追放ざまぁ × 神社経営スローライフ × まっすぐ溺愛。勘違い聖女の、甘くて可笑しい辺境創業記、開幕です。
- 本文へのAI利用
-
AI生成物を下書きや素材として本文の創作に間接的に利用している(単なる誤字修正やアイデア出しは除く)
- Nコード
- N2699MN
- 作者名
- 宇野 心一
- キーワード
- 異世界転生 女主人公 ハッピーエンド 恋愛 溺愛 追放 ざまぁ 聖女 辺境伯 神社 スローライフ コメディ 勘違い すれ違い もふもふ
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 07月26日 12時37分
- 最新掲載日
- 2026年 08月06日 06時14分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 25件
- 総合評価
- 108pt
- 評価ポイント
- 58pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 66,646文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された規格外聖女、辺境で神社はじめます〜銅貨5枚のお守りが国を守っていたと、私を捨てた人たちはまだ知らない〜
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N2699MN|
作品情報|
連載(全26エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「スズラン、貴様との婚約を破棄する!」
王太子のきどった宣言に、落ちこぼれ聖女のわたしは、食い気味に即答した。
「謹んで、お受けいたします」
——え、早くない? とざわめく大広間。けれど、わたしの心のなかは、お//
N8917MN|
作品情報|
短編|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
冬だけ全面が凍る、ブレノヴァの鏡の湖。渡し守ヨナスは、まっすぐの近道を決して売らない。十二の冬、渡しを急いだ父を氷に呑まれたからだ。ある紅の夜、薬を積んだ商隊が湖岸へ駆け込む。対岸の村は流行り病。橇から降りたのは、薬師の//
N1938MN|
作品情報|
短編|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
体の弱い聖女エルシラの代わりに、慰問巡礼へ立たされた侍女マリカ。命じられた務めは「顔を見せ、手を振るだけ」。けれど病人の枕もと、産後の母、畑を流された農夫——村々でマリカの手は、聖典の外へこぼれてしまう。目の見えぬ老婆ヤ//
N0734MN|
作品情報|
短編|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
公爵令嬢コーデリアは知っている。ここは前世でやり込んだ乙女ゲーム『銀月の誓い』の世界で、自分は学年末の夜会で断罪される悪役令嬢だ。回避策はただ一つ、ヒロインのエマに近づかないこと。ところがそのエマもまた、別の乙女ゲーム『//
N8624MM|
作品情報|
短編|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
工業の国アイゼスブルク。ドワーフの工房街でただ一人、人間で自分の看板を掲げた親方ゲンには、前の世があった。町工場で鉄を削った職人が、女神から授かった加護は「狂いなき手」——狙った寸法を寸分たがわず出せる手だ。だがこの街に//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。