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永遠にレベル1の俺だけ、格上補正が消えない〜経験値が全部SPに変わる呪いスキル『停滞』で、上には行けないけど横にはどこまでも強くなる〜

作者:かしおり
最新エピソード掲載日:2026/11/06
逃げてばかりの人生だった。その果てに過労死した俺は、剣と魔法の異世界に宿屋の息子クロウとして転生する。

十五歳の神授の儀で女神から授かった固有スキルは――『停滞』。経験値を一切得られず、レベルが生涯1に固定される“呪いスキル”だった。周りは嗤い、誰もが「詰みだ」と憐れんだ。

けれど俺だけが、スキル説明の隅にある一文に気づく。
――本来得るはずだった経験値は、その全てがSPに変わる。

レベルは上がらない。その代わり、SPを注げばスキルも能力値も“横”へいくらでも広げられる。しかもこの世界では、格上を倒すほど稼ぎに補正が乗る。普通の冒険者は強くなるほど相手に追いつき、その補正を失っていく。だがレベル1のままの俺にとって、どんな魔物も永遠に格上だ。補正は決して目減りしない。

紙装甲でも構わない。当てられる前に、殺せばいい。足りないものは数字で洗い出し、SPで埋め、頭で組み立てる。

上へは行けない男が、横へどこまで広がれるのか。
今はまだ最強じゃない。だが――伸び方なら、誰にも負けない。

幼馴染のA級冒険者リゼ、呪いに蝕まれたエルフの父子、山に隠れ住む古き神。出会いを重ねるうちに、クロウはこの世界の“仕掛け”の正体へ近づいていく。

※本作は、カクヨムで連載していた同名作品(旧題:『レベルが上がらない“停滞”は、実は世界最強のハズレスキルでした』)を改稿したものです。設定の整合性を見直し、各話に加筆・修正を加えています。
第1章「呪いと呼ばれた日」
第6話 洞窟の主
2026/11/05 20:00
第2章「盗人と霊薬」
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