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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

彼の「妻と娘」が玄関に来た夜、寝込みを襲ってきた彼を兄と取り押さえて110番した私は、半年後「嫁なんだから示談にしろ」と迫った彼の母の前で実刑判決を聞かせてあげた

作者:空の異変
最終エピソード掲載日:2026/10/10
婚約指輪を受け取りに行く前の晩。二人で帰ったマンションの玄関前に、知らない母娘が座っていた。
「男児さん」
女の人は、交際4年の彼・侑征を、聞いたこともない名前で呼ぶ。5歳くらいの女の子が「パパ」と言い、その頬を彼の手が打った。
「私、この人の妻です。あなたとも、一緒に暮らして構いません」

女の子に腕を噛まれ、救急外来で包帯を巻かれた夜。駆けつけた190センチの兄と家に戻り、私は三人を追い出した。
ところが日付が変わったあと、合鍵で戻ってきた彼が、書斎で眠る私の肩に手をかける。
噛みついて、兄を呼んで、110番は自分で押した。あとは、法律に裁いてもらう。

なのに公判の前日、山の町から出てきた彼の母は、日に焼けた腕を組んで言い放つ。
「嫁なんだから、あの子を家に帰すのが先でしょう」
籍を入れた覚えも、嫁になった覚えもない。
判決を聞く法廷には、あの母親も来る。

全八話。カクヨムにも掲載します。
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