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異世界 イルフェスト

神は赦しても、私は赦しません ――信仰心ゼロの聖女ですが、神の声が聞こえるので悪党どもを逃がしません

作者:tomato.nit
最新エピソード掲載日:2026/07/02
清らかな聖女イレイナ・ハングレイスには、神の声が聞こえる。

だからこそ、彼女は知っている。

寄付金を盗めと、神は言っていない。
人の過去に値札をつけろと、神は言っていない。
少女の名前を消せと、神は言っていない。
人間を餌にしろとも、もちろん言っていない。

では、神の名を騙って好き勝手している連中はどうするか。

答えは簡単。

証拠を押さえ、帳簿を開き、逃げ道を塞ぎ、奪ったものを耳揃えて返してもらう。

「主はお赦しになるでしょう。ですが、私は赦しません」

これは、信仰心の薄い聖女が、神の声を聞きながら、祈るより先に悪党を詰めていく話。
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