表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

剣と魔法と引きこもり2 ― 聖女と迷惑なストーカーたち ー

作者:神凪 浩
混沌の神による「世界リセット」を阻止し、救国の英雄となってから数ヶ月。
聖女アイリスは、貴族のお茶会や式典に追われる息の詰まる毎日と、自らが抱える「嘘」に苦悩していた。一方、彼女の仲間たち――ギル、ジーロス、テオ、シルフィ――も、それぞれ与えられた名誉ある地位で、周囲に多大な迷惑をかけながらも混沌(カオス)な日常を謳歌している。
そして、全ての元凶である引きこもり王子ノクトは、最高の安眠枕と超高速回線を手に入れ、塔の中で完璧なゲーム三昧の日々を再開。今やアイリスの脳内に届くのは「限定ポテチ買ってこい」という俗な指令のみ。
誰もが、この騒がしくも平和な日常が続いていくと信じていた。
だが、その平穏は、二人の招かれざる客によって打ち破られる。
一人は、元・魔王軍幹部「氷の人形遣い」レイラ。アイリスへの常軌を逸した執着から、王城に芸術的な氷像を送りつけるなどのストーカー行為を開始する。
もう一人は、「幻惑のゲームマスター」ミスト。アイリスの背後にいる「神(ノクト)」を一方的にライバル視し、王都全体を巻き込んだ迷惑な謎解きゲームを仕掛けてきたのだ。
最悪なことに、この二人のストーカーはひょんなことから手を組み、史上最低の迷惑コンビを結成。彼らの仕掛ける魔法的な嫌がらせは、ついにノクトの完璧なネット環境に致命的な「ラグ」を発生させ、二百時間以上を費やしたゲームのセーブデータさえも破損させてしまう。
「俺の…二百時間のプレイ時間が…!」
自らの神聖な引きこもりライフを破壊された神の怒りは頂点に達した。これはもはや世界の危機を救う戦いではない。ゲーマーの私怨が全てを凌駕する、迷惑なストーカーたちへの、最も陰湿で、最も悪趣味な復讐劇である!
不本意な「神」と勘違い聖女の、迷惑すぎる英雄譚、第二幕の開幕!
第一章 英雄たちの混沌(カオス)な日常
第二章 氷のストーカー
第三章 盤上のライバル
第四章 迷惑な共闘
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ