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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
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潮の届かない部屋

作者:桔梗鹿々
最終エピソード掲載日:2026/10/07
十七歳の夏、好きだった人にキスをして、「忘れて」と告げた。

十一年後。母を亡くした栞は、遺された洋装店を片づけるため、海辺の町へ帰ってくる。
向かいの写真館にいたのは、あの夏、返事を聞かずに背を向けた千紗だった。

仕立てかけのコート。持ち主を待つ制服。写真の中の、知らない母の笑顔。
栞が町を離れていたあいだ、千紗は母と親しく過ごしていた。取り戻せない時間に触れるたび、彼女に聞きたいことも、触れたい気持ちも増えていく。

けれど、栞には東京の暮らしがあり、千紗にはこの町で続けてきた日々がある。

あの日、聞けなかった返事を、今度は最後まで聞きたい。

喪失のあとに残る暮らしと、もう一度手を伸ばす恋の物語
鍵の歯
2026/10/07 00:17
十七歳の手
2026/10/07 00:17
一枚の写真
2026/10/07 00:17
借りた灯り
2026/10/07 00:17
値をつける日
2026/10/07 00:18
音の届く距離
2026/10/07 00:18
残す箱
2026/10/07 00:18
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