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超AI論

作者:やました
最終エピソード掲載日:2026/10/14
機械は人間から手を動かすことを奪い、パソコンは単純作業を奪った。そしてAIは、考えることまで奪おうとしている。では、そのあとに人間には何が残るのか。

ある晩、ひとりの「僕」とひとつのAIが、同じ高さで語りはじめた。たどり着いたのは、効率や合理性の外側にある「無駄」という言葉だった。宿題の最中のふとした休憩、お金のない子どもたちの最高の時間の無駄遣い、「昔はよかった」の正体、人生の正解を教えてくれるAIにすがりたくなる後悔の怖さ。

対話を重ねるうちに、二人はある違いに気づく。話にカーブを入れていたのはいつも人間で、AIはゴールへ向かってまっすぐ線を伸ばしていた。

人生をまっすぐな線にしてしまう時代に、私たちはまだ寄り道ができるのか。人間とAIの二本の線のあいだに生まれた、ひとつの対話の記録。
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