プロコピオス戦記 ― 隻眼将軍 ザメス ―
最終エピソード掲載日:2026/05/22
ローマ帝国の影に寄り添うように、一つの王国があった。チグリス川のほとりに都クテシフォンを構えるサーサーン朝ペルシアである。
その宮廷に、片目を失いながらも槍と馬を自在に操り、将兵と民から深い信を寄せられる王子がいた。名はザメス。血筋も勇名も申し分なく、しかし身体に欠損のある者は王たりえぬとする古き法の前に、彼は最初から王位の外側に立たされていた。
法に守られた長子カオセス、武勇において群を抜くザメス、そして王が格別の愛情を注ぐ末子ホスロー。宮廷と戦場、法と慣習、血統と才覚。そのすべてが王位継承という一点に収束していく。
隻眼の将ザメスが守ろうとするものは、揺らぐ王家か、疲弊する兵と民か、それとも自らの信じる正しさか。王の愛と貴族たちの期待、古くからの法と新たな策謀が絡み合う中で、彼の選ぶ一歩一歩が、やがて二つの国の運命に影を落としていく。六世紀の東西世界を舞台に、プロコピオスの戦史に記された数行の記録から、一人の将の生をたどる。
※本作は史実を基にしつつも、創作上の改変を含む。
* * *
全12話。完結致しました。
カクヨムにも投稿しております。
※文章および画像の転載・二次利用はご遠慮ください。
NOTICE:Please refrain from reproducing or reusing any text or images posted here.
その宮廷に、片目を失いながらも槍と馬を自在に操り、将兵と民から深い信を寄せられる王子がいた。名はザメス。血筋も勇名も申し分なく、しかし身体に欠損のある者は王たりえぬとする古き法の前に、彼は最初から王位の外側に立たされていた。
法に守られた長子カオセス、武勇において群を抜くザメス、そして王が格別の愛情を注ぐ末子ホスロー。宮廷と戦場、法と慣習、血統と才覚。そのすべてが王位継承という一点に収束していく。
隻眼の将ザメスが守ろうとするものは、揺らぐ王家か、疲弊する兵と民か、それとも自らの信じる正しさか。王の愛と貴族たちの期待、古くからの法と新たな策謀が絡み合う中で、彼の選ぶ一歩一歩が、やがて二つの国の運命に影を落としていく。六世紀の東西世界を舞台に、プロコピオスの戦史に記された数行の記録から、一人の将の生をたどる。
※本作は史実を基にしつつも、創作上の改変を含む。
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人物紹介・用語解説・参考文献
2026/04/20 15:00
(改)
01 兄弟
2026/04/20 15:00
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02 巡閲
2026/04/20 15:10
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03 養子
2026/04/20 15:20
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04 国境
2026/04/24 15:00
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05 失脚
2026/04/27 15:00
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06 遺詔
2026/05/01 15:00
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07 即位
2026/05/04 15:00
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08 乱政
2026/05/08 15:00
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09 待望
2026/05/11 15:00
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10 決起
2026/05/15 15:00
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11 別離
2026/05/18 15:00
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12 遺児
2026/05/22 15:00
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