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「引き継ぎ資料は三冊です」——宰相夫人を十年やって捨てられた私、港町で貿易商を始めたら元夫の国が静かに詰んでいく

作者:月代
最新エピソード掲載日:2026/05/09
十年間、宰相夫人として外交翻訳、夜会の手配、領地の帳簿管理——国を裏で支えてきたナディアは、夫オスヴァルトから離縁を告げられた夜、三冊の引き継ぎ資料を机に置いて静かに去った。向かった先は、南の自由港カルーサ。かつて築いた商人との細い縁を頼りに、ひとりで貿易商会を立ち上げる。無口な護衛カイが毎朝届ける焼き菓子と、老商人グレンの辛辣な助言だけが、彼女の新しい日常だった。一方、ナディアを失った宰相府は音を立てて崩れ始める。条約の翻訳は滞り、外交催促状は三通に膨れ、新妻リゼットは引き継ぎ資料の厚さに立ち尽くす。復讐はしない。助けにも戻らない。ただ、自分の足で立つことを選んだだけ。——それが結果として、かつての夫の国を静かに詰ませていく。港町の潮風の中で始まる、元宰相夫人の再出発と、遅れて届く恋の物語。
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